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成長を特等席で見られることが最高の報酬

昨日は、自分が指導員として関わっているラグビースクールで、息子が所属する小4チームと、小3チームが神奈川県下のラグビースクールとの交流試合がありました。

息子がいる小4チームは、小1、小2の二年間、指導員として係わり、小3チームも昨年1年間係わった、顔と名前、キャラクターをよく知る子供たちです。

小3チームに関しては、昨日がコンタクトプレイありの初の対外試合だったので、記念すべき日でした。

試合前に久しぶりに何人かと言葉を交わすと、ほんの3か月会ってなかっただけなのに、皆一様に背が伸び、顔つきも大人っぽくなっていて、何だかこみ上げてくるものがありました。

1年前の今ごろは、まだ子供こどもしていたのに、今や試合前の表情は、しっかりスポーツマンのものになっていたからです。

親でも学校の先生でもないのに、こんな感動を味わえるのは、とんでもなく幸せな立場にいるんだなぁとしみじみと感じました。

小3チームは、3チーム中勝てたのは1チームだけで、試合後は多くの子達がかなり落ち込み、勝ったチームの子達も、満足してない感じで、ラグビープレイヤーとしての大きな一歩を踏み出したんだなぁと思いました。

ちなみにたまたま見れた試合で3トライした子に「大活躍だったじゃん」と軽い感じで声をかけたら、「全然活躍していないよ。負けちゃ意味がない」と言い返されちゃいました。

高い目標を持っている子には、安易な褒めは不要だったのかもしれません。「どうだった?」と感想から聞く方が良かったなぁと反省です。

一方、息子の学年は、4チーム中3チームが勝利し、そのうち2チームが3戦目にして初勝利。

去年の試合と比べて、それぞれが成長していて、チーム力の底上げがされている印象を受けました。

これは、さぞ大盛り上がりかと思ったら、試合後のミーティングをのぞくと、今日の試合の自分のプレイに満足できた人は手を挙げて?とのヘッドコーチの質問に、手を挙げたのは、30名中わずか4人。他の子は、満足できなかった方に手を挙げていました。

2019年ラグビーワールドカップに前後して入ってきた子供たちの意識高っ!と驚かされました(笑)。

ちなみにうちの息子も満足できなかった派で、目標にしていたトライが取れなかったことが反省点とのこと。親のひいき目もありつつ、結構頑張っていたのになぁと思っていただけに、やんわりと良かったプレイは丁寧に褒めておきました。

成長ざかりの自分の子供の試合を見るだけでも、かなり楽しく、幸せなことですが、それに加えて2学年50人以上の子供たちの成長過程に携わり、さらにその後の成長も特等席で見れるってラグビースクールでの指導員はやめられない楽しさと幸せがあるなぁと思いました。続けている限り、その人数は増えていくし。

たまに「ボランティアのコーチなんて、よくそんなめんどくて大変なことをやるよね~」と呆れられることもありますが、こんな楽しいことなら、続けてられる限り続けたいなぁと改めて実感できる1日でした。

そしてこうした思いを日々味わえることが、自分にとって最高の報酬になっているんだと思います。



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