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薬に頼って生きるということ

みなさんこんにちはこんばんは、あつくんです

噂の流行病が猛威を振るい始めてはや半年近く経ちましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

社会人はお仕事のため外出する機会が嫌でもあると思いますが、学生の皆さんは学友にも会えずひたすらオンラインの授業に勤しんでる頃だと思います(そろそろ夏休みに入ってるのかな)

そんな折、気分が落ち込んでもストレスの発散方法が自宅では見つからずにやきもきしてる方も多いのではないかと思い、今一度「鬱病」とはなんぞやと言うのを私なりの解釈と経験を踏まえて書き綴ろうかと思います。長くなるかと思いますがどうかあしからず。


まずモチベーションとテンションの話をしましょう。

皆さんはモチベーションとテンションの違い、分かりますか?

これって似てるようで全然違うんです。

簡単に言ってしまえば、モチベーションは継続的であり常にあるもの、テンションは一時的でありその瞬間にしか発生しないものなのです。

よく「モチベ下がったわ〜」なんて言葉を耳にしますがこれはテンションが下がっているだけで、一時の感情に過ぎないのです。

ここを勘違いすると「自分はもしかしたら鬱病かも…」と勘違いしてしまいます。

例えば「生きる」という目標。

これに対してほぼ全ての人がモチベーションがあると思います。

このモチベーションが下がる、あるいは無くなったら、それは即ち死です。

個人的な話ではありますが過去私は生きるモチベーションを無くし何度か自殺を試みました。

では、テンションではどうでしょう。

生きる目標に対してテンションが下がったとします。そうするともちろんその場では自殺願望やその行為に及ぶこともあるでしょう。

ただ、生きるモチベーションを失ってはいないのです。よく聞くのは「生きるのが辛いからリストカットをした」「自分の首を絞めてしまった」などなど。

しかしそれらは致命傷にはたいていの場合なりえません。リストカットは当然表皮のみを切りつけた超軽度の裂傷、首絞めに関しては苦しいと感じた時自分で力を弛めてしまう。

だからそういう人たちは今も生きているのです。


少し厳しい言い方になりますが心して読んでください。


「鬱病舐めんなよ」


私達鬱病患者は常に楽になれる方法を探しています。楽になる=死であり、テンションが下がるどころの騒ぎでは無いのです。

モチベーションは下降の一途を辿っている最中なのです。

鬱病とメンヘラの圧倒的な違いはここでしょう。

鬱病は生きる「モチベーション」が下がっている

メンヘラは生きる「テンション」が下がっている

最近「私、もしかしたら鬱病かも」なんて思った方は今一度よく自分の行動を振り返ってください。

どこかで「鬱病だって言ったら心配してもらえるかな」等思っている方がいたらよく考えてください。

その感情は我々鬱病患者を冒涜する行為だと言うことを理解していただきたい。


次に鬱病になりやすい性質です。

鬱病患者は総じて「我慢強い」人が多いと感じます。

「我慢強いなら鬱病になんてならないのでは?」

そう思う方もいるかもしれませんが多くは「我慢のし過ぎでストレスを詰め込む袋が破けてしまい精神が壊れてしまった」というパターンがおおいのです。

責任感が強い人が鬱病になりやすいのも我慢強い傾向にあるのが原因だと思います。

ただ、袋が壊れただけで本人はそこに何度も何度も、どんなに大きなストレスもその袋に無理やり入れてしまい込んでしまいます。

結果、誰にも弱音を吐けずいきなり命を絶つ。なんて事になりがちです。(最近某俳優さんがそうだったように)

皆さんは「辛いなら言ってくれたらいいのに」と思うかもしれませんが、大体の鬱病患者は壊れた袋に詰め込み隠し続けてしまうのです。

使い勝手がいいので俗に言うメンヘラとまた比較しますが

鬱病患者は弱音を吐かないor吐けない

メンヘラは弱音を吐いて他人の心配を誘う

こう私は思っています。すこし残酷な考え方だと思うかもしれませんが鬱病の意見としてはこんな感じです。

そもそもの話をしてしまいますが、鬱病患者は最初自分が鬱病だなんて思わないし気づかない方が多いのです。

自分で気づいて病院に行くパターンの人は大抵他の人と比べて治る時間が早い傾向にあります(よくTwitterでみる鬱病体験記漫画の主人公は大体こっち)

だってそもそも全部我慢してますから平気だと思ってるんです。周りがどう見てもおかしいと言っても本人は平気だと勘違いしたまま動き続けるんです。

なので「自分が鬱病だと思う」そこの貴方、安心してください。多分それは間違いです。少し今やっている物をやめて好きな事を小一時間してみてください。大体のマイナスの感情は消え去るはずです。


テレビでよく○○方鬱!とかなんとかやってますが、あれはただテンションが下がってちょっとやる気出なくなってるだけだと言うのが理解して貰えたと思います(多分)


それでは長くなりましたが最後に「抗うつ薬を飲みながら生きる」事について。

先に一言だけ言っておきます

マジで辛いぞ

いやマジで、薬で楽に生きれると思うなよ。

こちとら「薬がないと正常な生活ができない」んだ。

立派な障害者なんだ。

鬱病と診断されれば楽になれるだなんてとんでもない。

診断の先にあるのは「社会の低い理解」「少なく、採用率の低い就職先」「常に死が付きまとう生活」だぞ。

楽に生きれるなんてもんじゃない、むしろ「社会不適合者」の烙印を強く押されてずっと社会的弱者として生きる未来しかないんだ。

だから

今一度考えて欲しい。

「私は本当に鬱病なのか?」

という事を。

そして1回全てを忘れて好きな事をパーッとやってください。

この時勢ですから出来ることは限られるでしょうが、なるべく多く楽しんで見てください。

それでも

それでもなお気分が晴れず、自分が鬱病だと思うのなら、ひとまず臨床心理士の方に相談してみてはいかがでしょうか。

地獄に飛び込む勇気があるのなら



それでは、皆さんの心と体が健康でいられるように祈って。


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