【ワインの記録】Pinot Noir "L'Enfer Du Calcaire" 2017, Domaine Histoire d'Enfer
概要
生産地:スイス(ヴァレー州)
生産者:Domaine Histoire d'Enfer
ヴィンテージ:2017年
品種:Pinot Noir
価格:58スイスフラン
開けた日:2022年12月31日
外観
やや濁りのあるのあるガーネット。外観から熟成が進んでいること、全房醗酵かそれに準ずる自然派的な製法を採用していることが感じられます。粘性は中程度。
香り
チャーミングな赤い果実の香りに、葉巻、冷めたダージリンティ、バラ、ドライイチヂクのような香りが加わり、熟成が感じられる落ち着いています。
味わい
口当たりは極めて滑らかで、ビロードのようにタンニンがよくこなれています。程よい酸味がバランスを取っていて、全体にとてもエレガントなワインです。コート・ド・ニュイの村名あるいは一級畑のピノ・ノワールと比べても遜色がなく、これほどのピノ・ノワールがスイスでも作られるんですね。余韻はミネラルな感じが締めていきます。薄旨系のまったく飲み疲れない、すっと入ってくるワインです。enfer du calcaire は直訳すれば”石灰岩の地獄”。ワインの特徴が名前に表れていると思いますが、決してコントレックスのようにゴリゴリに固い地獄というわけではなく、心地よいエレガンスを感じられるワインです
生産者のコメント
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