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旅の記:2023年8月のツアー④瑞鳳殿<伊達政宗霊屋>(宮城県仙台市)

【2023年8月のツアー④瑞鳳殿】

仙台城本丸跡と広瀬川を挟んで向かいにある経ヶ峯に仙台藩祖伊達政宗を祀る瑞鳳殿があります。寛永13年(1636年)に政宗は亡くなり、遺言により京ヶ峯に葬られた。翌寛永14年(1637年)に2代藩主忠宗が経ヶ峯東部に御霊屋を建立して瑞鳳殿と名付ける。本殿・拝殿・唐門・涅槃門からなる、桃山文化の華麗な建築だったそうです。その後、忠宗を祀る感仙殿、3代藩主綱宗を祀る善応殿が瑞鳳殿に相対するように建てられた。
昭和6年(1931年)に瑞鳳殿は国宝に指定されるが、昭和20年(1945年)の空襲で瑞鳳殿、そして感仙殿、善応殿のすべてを焼失した。
戦後復興のために市街地周辺の森林は伐採されたが、仙台市は伐採を逃れた経ヶ峯一帯を買収、寄付により瑞鳳殿一帯の所有権を得る。昭和40年(1965年)の政宗公誕生400周年にあたり瑞鳳殿再建の機運が高まり、昭和49年(1974年)に起工式が執り行われて、昭和54年(1979年)に瑞鳳殿本殿・拝殿・涅槃門が竣工。昭和59年(1984年)には感仙殿と善応殿が再建された。
昭和62年(1987年)のNHK大河「独眼竜政宗」の放送で政宗ブームがおこり、多くの観光客が仙台を訪れ、瑞鳳殿も観光地の一つになったということです。
懐かしいですね「独眼竜政宗」、子供ながらに親と一緒に毎週楽しみにしていたのを覚えています。

涅槃門
拝殿
瑞鳳殿
両サイドには殉死者供養塔が
瑞鳳殿から歩いて
感仙殿
並んで左側に善応殿
右側には9代藩主周宗、11代藩主斉義とその婦人芝(あつ)姫の墓がある妙雲界廟

昭和の再建ですがどれも壮麗で見ごたえがありました!

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