【OK!パティオ/考えるヒント】中1男子の数学へのアプローチ(20200808)

画像1 【教材:ワーク 数学1年】OK!学習法では、登塾したら真っ先に、家庭学習でやってきた教材と塾ノートを指導机に提出する。私たち指導者は、教材と塾ノートに1対1対応で、バンバンとハンコを押す。本日の子どもは応用問題の3回転目だった。頁の上に押されたハンコの日付は、7月23日、8月4日、そして本日の5日。夏休みに入り連日の取り組みに。頑張っているのがわかる。
画像2 【教材:ワーク 数学1年】48頁大問2番(4)。本人は赤で丸を付けた。これが真の正解ならこの頁は"OK"がもらえる。OK!学習法では、数学は「ペケだけ2回転」というルールがあり、間違えた問題だけを回転する。逆に考えると、うろ覚えなのに正解になり、ペケが付かないと二度と同じ問題を繰り返すことはできない。丸付けは、覚悟が必要だ。私は、この子の理解を深めるため、ここで、重点指導をスタートさせた。
画像3 【教材:ワーク 数学1年】先ずは問題番号に赤で丸が付いている上から、青で△を付ける。塾ノート右側のスペースを使い、「分配法則で括弧を外す」という論点を本人と一緒に確認。もちろんこれはできる。では、当該問題ではどうか?と考えさせる。分子の(2X-1)を赤で囲み"おにぎり"や"お団子"に例え、これは一塊なんだと考え方を教える。約分し分数問題が簡単になると「分配法則でマイナスの括弧を外す」という論点が見えてくる。
画像4 【教材:ワーク 数学1年】説明した論点は、本人の"わかるところ"に戻し、定着を図る。確認問題の頁から大問3番(4)を選んで、塾ノート下のスペース左側に解き直しをさせた。
画像5 【教材:ワーク 数学1年】すると、「約分してから掛け算」という論点が定着していないことが露呈した。丁寧に指摘し「直しの直し!」と指示を出し、もう一度、解き直しをさせた。小さな数の掛け算になりミスを減らす取り組みだと腹に落ちた。そして、塾ノート下のスペース右側に本時の課題である応用問題の頁の大問2番の(4)に再び向かわせた。やはり、約分してからの( )を付け忘れた。「分配法則でマイナスの括弧を外す」という論点が疎かだと指摘し、「直しの直し!」と指示し、解き直しをさせた。これで次回、定着を診る機会が生まれた。

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