自分を大きく見せようとすることは小ささを証明することに他ならない

 誰しも、あるかと思いますが、自分を大きく見せよう、としていることがあります。
 私自身もそうだと感じます。というより、実はいままで大きく見せようとしているという自覚はなかったです。
 私は起業して、生活のために塾を開き、その間に、次のものを見つけて拡大していく、そういう風に考えて、そう公言していました。
 でも、そんな考えでは、拡大などできるわけないし、塾すらもままならないように思います。
 中学生の子供たちでも多いのが、自分はまだ、本気になっていないだけだ、というようなことを言っている子もいます。そういう子は、自分は本当はできるんだ、と言っているだけで実はまるで力がない子が多いです。もちろん、そこから、本当に本物の力をつけていく子もいることはいます。
 何をしなければならないかと言えば、自分は本当はすごいんだ、と思うことは良いにしても、では、すごいという結果を出すために、何が欠けているのか、そして、どうすれば、その欠けているものを埋めることができるのかをきちんと向き合うことです。
 
 大ぼらを吹くこと自体は良いと思います。それで何も変えないのであれば、それはただのほら吹きになってしまいますが、それに見合うだけの考えと、行動をしていくことで、それがほらではなくなっていきます。

 私の例で、何が問題かと言えば、生活のために塾を開き、と言っている時点で、それは生活のためまでしか大きくできないわけです。そして、その状態では、次のことなどに手を出せるわけもないということです。

 大儀はどこにあるのか。きっかけは生活のためでも良いけれども、その先に何があるのかを決める。そこに向けて進むことで、世の中に存在する意味が生まれ、次に進むステップが見えてくるのだと思います。

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