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「生きづらさ」について

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「生きづらさ」に焦点をあてたnote。社会的マイノリティな特性や、無意識のバイアス、ダイバーシティなどについて。
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2023年6月の記事一覧

自身も差別に加担していると自覚すること ~マジョリティ側の特権について~

差別について語らない社会というのは、(たくさん存在する)差別がないことになっている社会である。 差別について語らないひとは、レイシスト(差別主義者)を育てることに加担している。 以上の、出口 真紀子さんによる講演記録がとても素晴らしかったので、それについてのnoteを書く。社会のマジョリティ側が気付かずして持っている「特権」についての話。 差別は個人の課題、つまり「差別をする人が悪い、その人の責任だ」というだけではなく、構造的、文化的な問題であるということが書かれてある

「身長高いね!」は褒め言葉、という無意識のバイアス

自分は身長が185cmある。はじめましての挨拶の際には、「身長高い!何センチですか?」「185cmぐらいです〜」というやり取りを、かなりの確率でやる。たぶん1000回以上している。 ここでおもしろいなと思うのは、必ず肯定的な言葉をもらうということだ。「身長高くて良いね〜」「スタイルいいね〜」など。「モテるでしょ〜」とあっさり言われることもある。 こういうシーンで、身長が高い=良いこと、褒めていい、という概念が浸透していることを実感する。 ではここで、自分が身長が高いこと