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高速道路運転講習を受けました!

20数年前に、東北自動車を運転している時に、突然気分が悪くなり、貧血が起きてしまった。慌ててこれはヤバイと思い、まずは路肩に車を停めてハザードランプをつけ、休憩したが、汗びっしょりで体調は回復せず、助手席に乗っていた故妻に運転を代わってもらった。

それ以来、高速道路はもちろん、バイパスや片側2車線の国道など、また貧血が起きてしまうのではないかという恐怖心で運転することができなくなってしまった。2年半前にハイブリッド車に買い替えたが、車での移動はもっぱら近所のショッピングモールやジムぐらいであった。長女は運転が好きで、よく友達と高速を使って遠出のドライブを楽しんでいた。

AQUAを2年半前に購入

自分の残りの人生を考えると、安全に運転できるのはあと15年〜20年だ。車で好きな湘南や伊豆、長野にもドライブで行ってみたい。5年前に始めた趣味の登山でもいつも電車やバスを乗り継いで登山口まで移動している。車で登山口まで行き、近くの駐車場に車を停めて山も登ってみたい、と思っていた。

なんとか高速道路の運転の恐怖感を克服したい。そのためにはどうすればいいのかを本気で考えるようになった。

まずは、普段避けていた車通りの激しい国道をとにかく走ってみよう。2か月ほど前から2日に1回は国道を2時間ほど運転した。最初は緊張や不安もあったが、すぐに慣れてまったく問題がなかった。

次のステップとして思いついたのは、高速道路に一番近いのはバイパスだということ。
近くの八王子バイパスは10kmほどあり、ちょうどいい長さ。バイパスは途中に信号もあり、ずっと走りっぱなしではなく雰囲気は高速にほぼ近い。1か月ほど前から
バイパスを4回ほど運転した。全く問題なく走れた。

バイパスでの運転練習

いよいよ高速道路で運転してみようかなあと思ったが、20数年前のように万が一貧血が起きることもないことはないと思い、高速道路講習のみを受けられないかをネットで探してみた。すると、たくさんのサイトが検索で出てきた。コロナに伴い車で移動したいというニーズが高まり、ペーパードライバーの人が、講習を受けたいというニーズが高まっていたのだ。自分はある会社の2時間の高速講習を受けることにした。

本日の午前10時にある駅のローターリーで待ち合わせをした。車はなんと自分の愛用車と同じであった。教官は、同世代の女性の方でとても優しそうで親しみやすく、いろいろとお話をしながらリラックスしながら運転できそう!とホッとした。助手席の足元には補助ブレーキが付いていた。

早速、待ち合わせ場所から5分ほどの高速インターの入口に入った。最初は少し緊張し固くなり、ハンドルを握る掌に汗が滲み出てきたが、教官が積極的に話しかけてくれるのでとてもリラックスして運転することができた。久しぶりの運転だったので、左側車線で80kmほどのスピードで走った。

あっという間に目的地のインターにつき、出口近くのコンビニで休憩をした。教官からは、「最初は緊張していたようだが、とても安定した運転で全く問題ないです」と言われて安心した。何か自信が蘇ってきたような気がした。自分は20数年前に貧血が起き、それ以来、高速を運転はしていなかったが、それより前は10年ほど、仕事で週1回、国立・府中ICから中央高速に乗り、首都高を経由して大手町に移動していたのである。その時に運転していた感覚を戻りつつあるなあと思った。

帰りは、もっと余裕で走ることができた。90km〜100kmほどスピードを出し、追い越し車線に入り、数回追い越しも行った。10kmほどのトンネルも難なく通ることができ、教官ともいろいろな話ができ、まさに楽しい高速ドライブであった。予定の時間よりも30分ほどあまり、目的地ICの一つ先のICまで行き、往復して帰ってきた。

講習を受け終わった後に、安心感と同時になんとも言えない充実感があった。
「過去にできていたことが、何かによりできなくなり、それがまたできるようになった喜びは大きいなあ」と感じた。

今回高速運転できるようになったのは、高速講習のおかげもあるが、やはり自分がもう一度できるようになりたいと強く思ったことと、そのために国道やバイパスを少しずつでも頻繁に運転を続けたという自分なりの準備が大きかったと思う。

これからしばらくは休みのたびに、高速道路を使ってのドライブをするであろう。

この年で、過去にできたことがまたできるようになるということを味わったが、他にももう一つ、できるようになりたいことがある。

子どもの頃にエレクトーンを10年習っていたが、もう一度今度はピアノを弾けるようになりたい。全くやっていなかった人と比べれば、同じ鍵盤楽器の10年の経験は大きく、なんとかピアノもできるだろうと楽観的に思っている。最近、駅や空港でピアノを演奏し、たくさんの人を魅了する番組や動画があるが、とても憧れてしまう。

過去にできたものでなくてもいいと思う。いくつになっても、新たにやってみたいことに挑戦し、少しずつでも努力していけばきっとできるようになる。そのことを今回の高速道路での運転再開で実感できた。

さて、どこに車で遠出しようか!  休みの日の楽しみが大きく広がったような気がする。

#高速道路運転 #ペーパードライバー #ドライブ #できるようになる  

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