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【キャリコン】学科はどうする?に対するシンプルな解答

はじめに

こんにちは。キャリアコンサルタントKです。
第20回キャリアコンサルタント試験まで、2ヶ月ちょっとありますが、受験予定者の方から「学科試験はどう対策すれば良いか?」という質問をいただきます。
そこで、今回はキャリアコンサルタント養成講座でインストラクターをしている私が、受験予定生から質問された時にお答えしている内容を書こうと思います✏️

どれだけ「問題を解いたか」が最も重要

私の結論は「コレ」だけです。
学科不合格の人は、圧倒的に「問題を解くこと(回数)」が少ないです。
本番試験の出題形式(4択問題)で、どれだけ問題を解いたかで、学科の合格率は大きく変わります。

まずは過去問を解く

学科の勉強で必ずやるべきは過去3回分の過去問を解くことです。
(試験団体HPから過去3回分は過去問がダウンロードできます)

特定非営利法人 日本キャリア開発協会HP(過去問ページ)

特定非営利法人 キャリアコンサルティング協議会HP(過去問ページ)

「学科の勉強は何をすれば良いですか?」と聞いてくる人ほど、過去問をやっていないので、とにかく過去問をやりましょう。笑
過去問のやり方は以下がオススメです。

  1. まずは過去問(50問)を解く

  2. できた問題/できなかった問題の理解をする

  3. 何度も過去問を解いて、満点を目指す

それぞれ説明します。

1.まずは過去問(50問)を解く
初見で解くと「ほぼできない」ため、ショックを受けると思います。
※もしかすると、そのショックがいやで過去問を避けている人もいるかもしれません。
しかし、「初見ではほとんど解けない」のは「極めて普通なこと」です。そんなものだと割り切って、まずは取り掛かりましょう。

2.できた問題/できなかった問題の理解をする
重要なのは、この「2.」のステップです。
「できなかった問題」だけでなく、「できた問題」についても理解を深めることがポイントです。
ここで記載した「理解」とは、正誤の理由を説明できるレベルにすることです。例えば、代表的な出題形式として以下があります。

問:「  」の理論ついて、正しい選択肢を1つ選べ(4択)

上記の問題は、4つの選択肢から「正しいものを1つ選ぶ」ものです。
言い方を変えると、3つの選択肢は「何かの誤り」があります。理解とは「3つの選択肢がなぜ誤りか?」を説明できる(分かる)状態にすることです。
もう1つの例を挙げましょう。

問:「E.シャイン」の理論について、正しい選択肢を1つ選べ(4択)
①キャリア・アンカー
②ライフ・キャリア・レインボー
③ハップンスタンス・ラーニングセオリー
④来談者中心療法

正解は「①キャリア・アンカー」となりますが、②③④が「誰」に関連するものなのか?が分からなければ、意味がありません。
「②=D.スーパー」「③=J.クランボルツ」「③=C.ロジャーズ」まで調べることが大切ですし、さらに各人に関連する内容/理論まで調べることができれば、より良いと思います。

過去問を軽視する人は「過去問と同じ問題は出題されない(から勉強する必要性が少ない)」と言います。
確かに「過去問と同じ問題は出題されない」という点はその通りです。
しかし、残念ながらその認識は「過去問の各問題を深く理解する」ことの効果や意味の認識が浅いと言わざるを得ません。

受験団体は「正誤表」しか公開していないため、正誤の理由を説明できるレベルにするには、少し骨が折れる作業かもしれません。
しかし、Google検索で簡単に調べることができますし、過去問解説を公開しているHPや書籍もあるようです。

3.何度も過去問を解いて、満点を目指す

一度、過去問を解いただけでは内容を理解することは難しいため、あとは何回も過去問を解いて、満点を目指しましょう。
「何度も問題を解いたせいで覚えてしまったのですが・・・」というレベルになれば十分です。

「4択の出題形式」の想定問題を解いてみる

市販の書籍やインターネットサイトでは、「4択の出題形式」で問題を公開している場合も多いようです。
過去問と並行して取り組むと効果が高いと思います。

勉強をする上では、「4択の出題形式」以外にも以下のようなものもあります。

  • マルバツ形式

  • 穴埋め形式

  • 自由記述

これらの勉強法に意味がないとは思いません。
しかし、本番の問題は「4択の出題形式」のため、本番と同じ形式に慣れる意味でも、「4択の出題形式」で問題を解くことを重視しましょう。

おわり

今回は「学科試験」の対策についてまとめました。
ポイントは「4択の出題形式」で問題をたくさん解くこと。特に有効なのが「過去問を解くこと」でした。
第20回の試験に向けて、ぜひ参考人されば嬉しいです!


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