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バニラエッセンス、常備のススメ

夫が不意に作ってくれた卵焼きがおいしくて、動揺したことがある。
砂糖でも蜂蜜でもない軽やかな甘さ。三温糖?と思ったけど、正体はバニラエッセンスだった。

バニラエッセンス
プリンやカスタードクリームを作る時に欠かせないフレーバーで、だいたい150円程度で購入できる。お菓子作りが好きな人なら身近かもしれないけど、そうでない方にとっては遠い遠い存在のはず。

我が家でも都合上購入して以来「冷蔵庫で隅っこ暮らし」だったけど、夫の天才的なアイデアで”スタメン調味料”に仲間入りしたというわけである。

を炒めるときに、バニラエッセンス。
ホットミルクに、バニラエッセンス。
卵液を浸した食パンに、バニラエッセンス。
ヨーグルトに、バニラエッセンス。
豆乳に、バニラエッセンス。

こんな具合で、ちょっと甘い物が食べたい時に2,3液ほど垂らせば最高に満たされる。ダイエッターや節約志向、またはミニマリストなあなたにも是非おすすめしたい。
スーパーのグローサリー売り場、ホットケーキミックスやアラザン、食紅などが売っているお菓子売り場に行けば高確度で購入できるはず。ぜひ七味や山椒を買う感覚で、バニラエッセンスを仲間に入れてほしい。


※Cookpadには、既に天才レシピが五萬とおりました‥。すごご。


まずは[卵×バニラエッセンス]の王道を味わってほしい。
あとまだ試してはいないけど、[マヨネーズ×バニラエッセンス]もおいしいはず。それを鶏からとかに付けたら、甘じょっぱくて絶妙かも。


思えば、「甘み」の多様化を忘れていた。

このバニラエッセンスを機に思ったことは、甘味の選択肢を増やしていなかったこと。辛味は七味やチリペッパー、ハバネロ系などたくさんあるし、酸味ならお酢系が調味料棚でひしめき合っている。そんな中で「甘味調味料」は蜂蜜と、砂糖だけ。もっと開拓しても良かったんだよなぁ。


家族の味は、家族によって作られる。

この発見以降、我が家の卵焼きには数滴バニラエッセンスを垂らすことにしている。1歳の息子は、とろけそうな表情で食べてくれる。

夫が発見したレシピを、私も改良したりして、子どもがジャッジしてアップデートされてゆく。家庭の味のおいしさは、そんな連携プレーにあるのかもなーと思ったり。

母親の手料理がおいしいのは、それを「おいしい」と言う家族がいたから。何度も作って、もっと喜んでもらおうと調理者を鼓舞してくれる存在がいたから。
そんなことを、母親になって気づいたのでした。


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