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「何も無い町」なんて言わせない

叶えたい願い事がある。
でも、その願いについて、「今のこの状態じゃなかなか叶わないよなぁ」って思ってる自分に気付いた。
この状態ってどの状態のこと?って自分に聞いてみたら、色んな答えが返ってきたんだけど、その中の一つに「この町に住んでたら多分無理」って答えがあった。

だってこの町、何もないじゃん。

って。

おしゃれなお店があるわけでもない。
有名観光地なわけでもない。
流行の最先端を行ってるわけでもない。
若者に人気な町でもない。
皆が魅力を感じるような何かがあるか、と聞かれたら、何も答えられない。

そんな町。

誇れる「何か」が、なにもない。
ここに住んでいたら、その願いは叶わない。
その願いを叶えるためには、もっと都心へ行かなければ。
もっと「何か」があるような町へ行かなければ。

そんな風に思っている自分に気付いた。

でもよ、奥さん。ちょっと立ち止まってみて。

「何もない」って、本当?


徒歩圏内にコンビニやスーパーはあるし、
病院だってあるし、
私が大好きな図書館だってある。

自然を感じられる公園だってあるし、
日用品や衣料品を売ってるお店だってあるし、
夏には花火大会も行われるし、
ドラマの撮影に使われてる場所だっていくつかある。
なんならこの町出身の芸能人だっている。

ねぇ、「何もない」って何?

そもそも、「何もない」ってありえなくない?
話題のスイーツ店がない町だったとしても、
おしゃれスポットがない町だったとしても、
スーパーや病院や図書館がない町だったとしても。
絶対に何かあるでしょ。
極論、空気がある。

それになにより、この町は「私」が住んでるん町なんだよ。
それだけで十分、この町に付加価値ついとるがな。


私の世界の主人公は「私」なわけで。
その主人公である「私」が住んでる町なんだから、価値がないとか何もないって思うのおかしくない?
この町にも私にも失礼じゃない??
ていうかだいたいさ、「こういう町に住んでないとこういうイベント起こらない」とか「こういう所に住んでる人じゃないとこれ叶えちゃ駄目」みたいな、よくわからない思考に縛られすぎなんだよ。
だから、「何か」っていう、目に見えないよくわからないものに踊らされて、その「何か」がこの町にはないないないない!!って言ってる。幻想。

この町に居ながらにして、その願い叶えてもいいじゃん。ねぇ?


「何も無い町」なんて言わせない。
私がいる町も、あなたがいる町も。
私がいる。あなたがいる。
それだけで、その町は魅力があるんだから。
自分のことも、自分の住んでる町のことも、もっと誇っていいんだわ。



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