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Suzzanne Douglasさん安らかに、でもみんなでお祈りしたかったよ

昨日、毎週一緒にZOOMで歌の練習をしている友人からメールが来て、スザーンが亡くなったということ。病気と闘っているということは誰にも知らせないでということだったので、こういう形でお知らせする形になってごめんなさいと。あまりにもショックでのどが詰まって言葉が出ないというのはこのことか…。

スザーンとの出会いは、2018年の3月マサチューセッツ州のアダムスという小さな街にある、友人のナナとキャレンが経営するB&B、トピアインで行われた、シーラジョーダンさんとジェイクレイトンさんのジャズボーカルワークショップ。彼女はとってもウィットにあふれていて、あっという間にみんなのムードメーカーになり、楽しい時間を過ごしました。私たちはニューヨークに戻ってからもウェストビレッジのナナとキャレンの家に集まって一緒にグループで楽しく練習するようになりました。

そして同じ年の12月の2回目のワークショップの時、私が仕事が忙しくて、途中参加になりそうで、さらにマサチューセッツまで行く足がないこともあり、参加するのをためらっていたら、アツコ大丈夫、私も用事があるのでちょっと遅れるので一緒に車で乗せていくわよ!と片道3時間半のドライブで連れていってくれたのでした。道中、とても素敵な旦那様とお嬢様と幸せだ、今度の夏はデルクローズのリトミックという音楽教育法を勉強しにボストンでのワークショップに参加したいというお話を聞きながら、本当にこの人は容姿だけでなく内面も美しく、優しく、向上心があって素敵な人だなあと見とれていたのを覚えてます。

またこの時のワークショップでは主催者のナナも、今回はアツコにスカラシップを上げる、毎日の食事の配膳や片付けの手伝いをしてくれたらインの隣のおうちの一部屋にステイとなるけど滞在費は免除するから、先生たちに払うフィーだけでOKよと言ってもらえて(前回のワークショップの時、この人数の団体の毎食のお世話は初めてという、ホストの彼女たちのドタバタぶりを見かねて、毎食準備や片付けや皿洗いなどお手伝いしていたかいがあったラッキー!)そして急遽参加できなくなった友人分のインのお部屋が開いたので、そのお部屋をそのまま使っていいよ、ということになり、本当に何から何まで周りのみんなに支えられてありがたかったです。

スザーンはシンガーだけでなく女優さんでもあったのでオーディションなど多忙で、そのうち毎週の練習に参加できなくなって会えなくなり、そのままコロナに突入。私たちはZOOMを使って毎週練習を続けていて、今年9月にはナナも帰省中のギリシャから帰ってくるので、実際にみんなで集まってついに一緒に練習したいね!と言っていた矢先の事でした。

彼女が大変な病魔と闘っていたとはつゆしらなかった、ごめんね…。もちろんその意志は尊重するけど水臭いよ…。一目会いたかった。例えそれが叶わなくても、少しでも気分や体調が良くなるようにみんなでお祈りしたかった…。

彼女は誰に対しても本当に気さくだったので、悲しいかな彼女が亡くなった事が3大ネットワークのテレビやインターネットのニュースになって、テレビや舞台で活躍している有名な女優さんだったということを私は初めて実感したのでした、本当にごめんね。

痛みも苦しみもない世界でちょっと休んだら、きっとあなたは天国でもあっという間に大人気のシンガーで女優さんになって忙しくなっちゃうと思います。美しく、ゴージャスなスザーン、あなたの分もいろんなことやってみるね!素敵なあなたに出会えてよかった、ありがとう!

PS. これを読んで下さった皆様へ

人それぞれの人生の美学があるとは思いますが、もしつらい病気になったときでも、できればまわりに隠さずに教えてね。例え自分の病気の姿を見せたくない、会いたくないということでも、せめて周りの方々にお祈りさせて下さい。宗教ではまったくないのですが、人が持つお祈りのパワーって時空を超えて想像以上にすごいんです。どうぞひとりで戦おうとせず、みんなで力を合わせたら、きっとあなたは大丈夫になるからね…。


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