お加持教室13 遠隔で漢方薬を入れる

お加持では、人の気の流れをみて、その滞りを整えることで体調を整えます。お加持でみることやすることは、目に見えるこの三次元の世界(時間も含めて四次元という言い方もあります)でしているのではなく、もっと違う次元の一般的に言えば五次元でしているものだと言えます。
そして、離れた人にする遠隔のお加持と言うと、目の前の人にするお加持以上に不思議がられますが、おこなっている次元が違ってしまえば、相手との距離は全く問題になりません。この世界は、遠くの星が私たちの心に影響を与えるように(星占いができますよね)、宇宙の彼方ともつながっています。
 
ある女の子が、摂食障害で食べられなくて入院していて、医師からこのまま食べられないと胃瘻にするしかないと言われました。摂食障害は、あるひとつのきっかけで拒食あるいは過食になってしまう病気で、治す方法は心のケアだけです。簡単に治せる病気ではありません。ましてや入院されていては、こちらの手は届かない。病院で、彼女の心のケアをしてくれればと思いますが、話しを聞いていると、寄り添って彼女の気持ちをわかってくれようとしていない感じを受けました。
 
でも、胃瘻というこの場を逃れるために、お加持では今回このような方法で切り抜けることができました。おそらく多くの方は信じにくいかと思いますが、彼女の母親がうちの薬局に通われる度に、経絡人形と鍼と紙を使い、彼女の精神的な気の詰まりを流す漢方を遠隔で入れ続けたのです。そうしたら、少しずつ食べられるようになり、しばらくして退院することができました。
 

具体的な方法は、小さな紙に小さな字で、必要な漢方薬の名前を書きます。小さな字を書く理由は、集中して書かなければならないので、おのずとその文字に気が入るためです。そして、経絡人形に鍼で入れて、薬が入るように念じる。その後その紙を燃やすのです。これで、瞬時に相手の体を流れている気の状態を、紙に書いた薬の気の流れのように改善させることができます。
 
お薬を選ぶことは、私たちに不可能な時が多いです。また、緊急な時には治療者に任せた方が良いでしょう。でも、そうでない時に、離れた肉親に必要だとわかっているお薬を届けることは、彼を思う気持ちとともにおこなえば、私たちにもできるのでは?
 
2022年9月13日 

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