お加持教室3 まわりの気を感じる

前回まで人の気の流れのお話しをしてきましたが、今回は私たちのまわりの気のことをお話しします。こんな話しを聞きました。

彼は、いつもある神社の境内に入ると清々しい気分になるのに、このところその感じが抜けている。ある日手水鉢のところで、見知らぬおばあさんが「私は、何十年ここのタオルを取り替えてきたけど、もうしない!」と腹立ちながら彼に言ったそうです。彼は、それについてたずねることはしませんでしたが、神社のお世話をする人たちの中に内輪もめがあるんだな~と知ったそうです。だから清々しい感じが抜けていた!

神社は、祓い詞が絶えず奏上されて邪気が祓われている場所です。でも、清々しくさせているのはそれだけではない、神社のお世話をする人たちの気にも影響されているということです。和気あいあいとした雰囲気の中にあるのか、もめごとがある状態なのか、そういったものが外に現れてしまうようです。

これは、家庭の中も同じです。自分たちが気づかなくても、お客さんは、あなたのお家に一歩足を踏み入れただけでその雰囲気を感じるますよ。怖いですね~。それだけではなく、私たちは家の中の雰囲気を背負って外に出かけているものかもしれません。

では、お加持で部屋の中の気の流れをみてみましょう。手を天井に向かって上げて、空気感を感じてみて下さい。目を閉じた方が感じやすいと思います。重さを感じるなら、振動を与えることで空気の流れを変えてみましょう。振動を与えるのには、音を鳴らすことが良いです。

神社では、祓詞を読み、神楽で鈴を鳴らして舞うことで邪気を祓います。祓詞で祓うこともできますが、今回は鈴を振ることで気の流れを変えてみることにします。気の流れが良くなると鈴が澄んだ音に変わりますよ。そして、再び空気感を感じてみて下さい。感じが変わっていませんか?

2022年4月12日

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