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高齢の父と私がお互い幸せに生きるには

上高地と松本の旅から帰ってきた。

月曜の夜行バスで長野に向かい、昨日の朝帰ってきた。丸3日間プラスバス移動日の少しの時間家を不在にした。

一番の気がかりは、80を過ぎた父のことである。食事は自分で用意できない。お弁当でも食べといてと言いたいが、買いに行けない。出前はどうだ?と思ったが、携帯の操作もままならず、住所を伝えることもできんなー。私が変わりに長野から注文する?とも思ったけど、めんどいなー。

というわけで、大量におかずを作っていった。料理の苦手な私には、本当にストレスになる作業。1日がかりだった。父はごはんを炊くのだけはかろうじてできる気がする。確認すると多分できるとのこと。でも父がごはんを炊くのを最後に見たのはいつだろう?私が全てするのも良くないのだが、ついついやってしまう。父ができひんことだらけなのは私のせいでもある気はしてるのだが…。

そのあとの心配は、洗い物。食器を洗えないから食器足りんくなる?でも、私がいないと、父は同じ食器をずっと使う。だからいっかー。不衛生だが。元々父は不衛生だし笑。

私がいても、父はお茶碗とお箸を下げない。他の食器を下げることはあっても、お茶碗とお箸は別物のようだ。なぜなんだ!父が寝てる隙を狙って私は下げるんだが、何度言ってもお茶碗とお箸は死守する父。父と私で日々熾烈な戦いが繰り返されるお茶碗争奪戦!笑 前世で父は僧侶やったに違いないとみている。だからって大目にはみいひんで!

一応、大きな桶的なものに水を張っておき、ここに食器をつけといてと伝える。言ったことはすぐ忘れるので、蛇口のとこに張り紙もしていく。

そして、もうひとつの心配は洗濯物。
自分でトイレには行けるが、紙パンツもしている。間に合わなかったり、寝ている間にしてしまったりがあるからだ。紙パンツとパッドを併用しているが、変えるのをめんどくさがったり、もったいながったりで、漏らしてから変えるという意味のなさ。

早めに変えてと何度お願いしても変わらない。きっと自分も年を取り、身体が思うように動いてくれなくなればわかってあげられるんやろうけど、いい加減にしろ!とつい思ってしまう。

というわけで、洗濯機で洗う前に、バケツで予洗の手洗いが必要なのだ。まだ3日間なら、溜めてもなんとかなるはず。さらにもひとつ心配事を言うと、これはたまになんだが、トイレから部屋までの廊下がおしっこで濡れてしまっているときがある。これはそうならないことを願うしかない。

水道を出しっぱなしで止めるのを忘れることも心配だ。言い出すと、まだまだ心配事はたくさん。

そんな感じで、あれこれ心配し始めるときりがなく、こんなことなら上高地行くのやめた方がよかったんでは?!と一瞬思ってしまったけど、あんなに心配してたのが嘘のように、家を出ると父のことはほぼ忘れていた笑。

すぐ近所に住む父の元妻である私の母が、今は友達感覚?で父を自分のやってるカラオケスタジオに連れ出してくれたりするので、なにかあれば最悪お願いすることができるというのも安心要素だったかもしれない。

長野から一度だけ父に電話をすると、特に問題なく過ごしてるようでホッとする。

そして、昨日の朝、家の状態がどうなっているかドキドキしながら帰宅した。

トイレから続く廊下問題なーし!
トイレも思いの外キレイ!
食器は母が洗ってくれたらしく、食器を乾かすとこにたくさん置いてある。

洗濯物だけは、やはりたくさんあったが、思ってた以上に大丈夫でよかった〜とホッとする。

だいたいそうなんだが、私が気持ちよく過ごしてると、父も気持ちよく過ごすようで、調子がいい。私が父のことを気にしすぎたり、イライラしてると、それが伝わるかのように、さらに父にイラッとさせられることをされる。

お互い離れている方が、父は私にあれこれ言われず気楽でいいんやと思う。だから、今回私が数日不在で羽を伸ばせたんではなかろうか。

一緒に暮らしてると、どうしても父の行動に口出ししてしまう。普段他人のことにはほとんど干渉しない私も、一緒に暮らす家族に対しては口うるさくなってしまう。

例えば、父はもらしてしまったパンツやズボンを洗わずとも乾けばまた履けると思っている。全然寒くもない日に暖房をつけている。その理由をごまかしていたが、あとでわかったのが、濡れたパンツとズボンをイスにかけて暖房で乾かしていたのだ。それが発覚し、怒る私。でも、父にしたらそれでなんの問題もないのである。これは茶碗とお箸問題にも共通なんだが、お互いの感覚が違いすぎる。

父は私にあれこれ言われるよりも、不衛生だろうが、自分なりのやり方で暮らして生く方が幸せなんやろなって思う。そこを私はどこまで尊重できるんだろうか。また尊重した方がいいんだろうか。

私もあれこれ口うるさく言われるのがイヤなように、父ももちろんそうだ。でも、衛生問題が絡むので私のやり方が正しいと押し付けてる気もする。

でも、こう書いてきて今気づいたけど、私の心が整えば、状況がどうあれこんなことをあれこれ問題にすることもないんやろう。

それでも私は父と離れて暮らしたいなーって思う。その方がお互い気持ちよく生きていけるやろなーって思う。

そんな気持ちの今、すべてを宇宙に託そう。
善きように為されるだろう。
どうなってもそれが最善と私は受け止めるだろう。

というわけで、よろしく宇宙!

サポートとってもありがたいです♡♡♡ おかげで生きてゆけます〜〜〜!!!