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お祝いする気持ち(はるちゃんと祝儀袋)

はるちゃん(あつこの長女)の学生時代の仲良しさんが結婚することになった。
中高6年間を一緒に学んだSちゃん。色白で目がクリクリとしていて、お料理が上手。はるちゃんの結婚式では受付をしてくれた。

はるちゃんは張り切って、お祝いの準備を始めた。Sちゃんは動物好きなので、動物の祝儀袋を探した。
祝儀袋も、今はさまざまな種類があるのだ。

あつこ「どんな祝儀袋にしたの」

はるちゃんがスマホで写真を見せてきた。
「鳥が好きだから、水引が鳥の形の祝儀袋にしようと思ってる」

口コミの評判は良い。
「Sちゃんにも相談したら、気に入ってくれたんだよ」

本当に喜んでくれるものを探そうとしたはるちゃんの気持ちが伝わってくる。

写真を見たあつこ、驚く。

寿の字で確かに結婚祝いではあるが、水引の色が黒と白と金。
(白と黒の色合いが人気の鳥、シマエナガを表現しているのだ)
金色は入ってはいるのだが。。。
また、袋全体が薄い黄色だった。おめでたい華やかな感じがほとんどしない。

これを見た親御さんはどう思うかなぁ。そんなところまで気持ちが巡ってしまう。
ーーー

冠婚葬祭の感覚も、年代によって随分と変わってきているのだ。

あつこ「結婚式だと、やっぱり紅白じゃないの?」
正直な感想を述べた。

あつこ「この袋を見たご両親が、気分を悪くするかもしれないし」

はるちゃん「今はウェディングドレスも黒があるんだよ」

ブラックドレスで結婚式を挙げると言う。

へえええ。
母の目はまんまるになってしまう。

ーーーー


意見は言った。
あとの判断ははるちゃんに任せる。


変化についていけないのは、頭が固い証拠なのか。残念ながらそのようだ。

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