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甘くない「柚餅子(ゆべし)」(奈良県十津川村)

奈良のお土産で、柚餅子(ゆべし)をいただきました。
わらに包まっていて、ころんとしています。
爆弾みたいな外見です。
そういえば小さい頃の納豆はわらに包まっていたっけなぁ(遠い目)。

ゆべし、と聞くとお菓子ですよね。
でも、甘くないんです。
理科系夫は、甘い和菓子と勘違いしていて、コーヒーのお供になるところでした。

奈良県十津川村。深瀬のゆべし。

作り方
•ゆずの中身をくりぬいて、その中に米麹味噌、そば粉、米粉、いりごま、椎茸、鰹節などを全て粉にして混ぜ合わせたものを入れます。
•これを長時間蒸します。
•寒風に1ヵ月間さらして出来上がり。

手間がかかっています。
これは保存食ですね。
幕末の頃は兵糧食として、十津川郷士が携帯していたそうです。

きれいにわらにつつまっています

といっても、なんだかイメージが湧きません。
開けてみましょう。

玉ねぎみたいに見えている、結んである部分をていねいにほどきます。
ハサミで切ってもいいんですけど、なんとなく手でほどいた方が情緒があって。

イソギンチャクではありません

中に焦げ茶いろの、丸いものがー。
真空パックになっています。
これもあけましょう。

おお、茶色いお団子みたいな感じ。幼稚園の時よく作ったような。

切ってみましょう。

半分に切りました

これをどうするのか。
パンフレットに書いてありました。

●薄く切ってそのまま食べる
●薄く切ってスライスチーズを挟む。りんごやキウイを挟んでも良い。お酒のおつまみ用。
●短冊に切ってしその葉や生野菜で巻く
●短冊に切ってとろろや大根おろしと会える
●薄く切ってお味噌汁に入れると風味が出る

ふむふむ。なんだかわかってきました。
薄く切ります。

もう少し拡大してみましょう。

ゆずを丸ごと使っているので、外側はゆずの皮。
つぶつぶは、ゴマかな?


そのまま食べてみると、
ゆずの風味が広がります。あわせてお味噌が熟成したような味わいが。

チーズとはさんでみると、これは立派なお酒のつまみです。
なかなか、おしゃれ。


パンフレットより

いちどにたくさんは食べられません。
少しずつ食べて、ゆずや熟成した味噌の味わいを楽しみましょう。


次の日の朝、お味噌汁に入れてみましたが、
ゆずの香りがして味わいが深くなりました。
ただし、もともとの味噌の量を少し減らしておいた方が良いです。

大根おろしやとろろだとまた違う味わいになりそうです。

お酒がすすみそうなおつまみです。
日本酒の好きなあなたにオススメ。



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