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お腹の奥の方が鈍く痛い。

その理由は年に一度の婦人科検診。

ついうっかり3年も空いてしまったのだ。

ーーー
いや、実はうっかりはしていない。

先延ばししていた。

だって…
痛いんだもの。

その時痛いマンモグラフィー。

その時もその後も、鈍く痛い子宮体がん検診。

ーーー

検診の後、会社に出社するので、朝1番の予約時間。
8時45分には問診票書いて
9時から検診開始。

まず、子宮がん検診。
●子宮頸がん検診がまず基本。
●必要があれば子宮体がん検診がプラスされる。
今回は、久しぶりと言うことで、体がん検診のほうもプラスされた。

ーーー

婦人科の内診は。

そこに自分の意志が存在していない。


椅子に座るだけ。
座席が勝手に上昇し、
足を乗せた台が左右に広がっていく。

小さなブラシのようなもので、組織を取るのだと言う。
子宮頸がんのほうはまだしも、
子宮体がんの組織採取は痛い。
思わず声が「痛い」と出てしまう。

ドクターが言うには
婦人科の検診の中で、この子宮体がん検診が1番痛いとのこと。

この検査をした時は、その日は湯船につからずにシャワーだけにしてくださいと言われた。
軽く出血することもあるらしい。

そして検診だから仕方ないけど。
やっぱり、恥ずかしい。
慣れない。
多分70歳になったって慣れないだろう。

ーーー
マンモグラフィーは
自分の胸が、まるでのびたお餅のように広がっていく。
薄く薄く。

うまく取れるように
体の位置を変えたり
「肩の力を抜いてね」と何度も言われたり。

これも痛い。
だって2枚の板でバチっと抑えられて
薄く伸ばされているわけだから。

60歳を過ぎて
乳腺が脂肪に置き換わっているから、
多少違うとは思うが。
ーーー

数年前、マンモグラフィーの代わりとして、
「乳房MRI検査」
を受けた。

板にうつぶせに横になって、ちょうど胸のところに2つ穴が開いている。
その穴に乳房を入れる。
その状態でMRI検査を受ける。

Tシャツを着たまま受けられる。
全く痛くない。
恥ずかしくない。
15分ほど横になっていて終了。
(保険が適用されないため、2万近くかかる)

マンモグラフィーがこの乳房MRI検査になればもっと楽なのに。
または、エコー検査だけで全部済ませてくれれば本当にいいのになぁ。

(マンモグラフィーとエコーは、それぞれの特色がある。
両方必要な事は理解している。)

痛みで検診を尻込みしてしまう人も多いのだ。


ーーー

考えてみれば、
出産の時はこれに上回る痛みに耐えていたわけだ。

もしも男性が
女性と同じ痛みを与えられたのなら、
耐えられるのだろうか。

なぜか心に、怒りに似た気持ちが湧いてくる。
本当の痛みはわからないよね。

ーーーー

痛みが少ない検診方法を探り、
採用してほしい。

マンモグラフィーの機械は高額だ。
いろんな権益が絡み合うのだろうが。

少しでも女性が受けやすい
検診方法を探っていくのが
お役所の仕事なのでは?
(エコーと乳房MRI検査を組み合わせれば、痛みが少ないと個人的に思っている)

そして、世の中の男性は
体がつらいときの女性に優しくしてほしい。
もちろん、妊娠中の女性たちには
すべての人たちが優しくしてあげて欲しい。

まとまらない気持ちを抱えながら
検診後、そろそろと仕事に向かった。
んー。
この痛みには、やっぱりずっと慣れないなぁ。


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