2人のフラットメイト

またまた名前ネタです。

メルボルンに留学中、わたしはイタリア人のおっさんNickがオーナーの一軒家に、2人のオーストラリア人の女の子と住んでた。
2人とも学生で、1人はイタリア系の母親を持つ大学生でKadie,もう1人は看護系の専門学校に通うCaryだった。
この2人の名前を聞き分けるのが大変でねえ。
1人づつ名前を呼ぶのは問題ないんだけど、誰かが発音してるの聞くと、もうどっちのことやらわからなくなるのだ。

運悪く、わたしの部屋が1番電話に近くてさ。
鳴ってるのはよくわかるし、ドア開けたらすぐ出られる。
でも、KadieなのかCaryなのか、即座に聞き分ける能力がその時のわたしにはなかった。
"カリー"と"カディ"の中間に聞こえちゃって、もう頭真っ白!
間違って取り次いだらと思うと、部屋の中でビクビクしながら他の人が電話に出てくれるのを待ってたもんだよ。

で、気性の荒いKadieにはよく怒られた。
「ちょっとっ!あんたの部屋が1番近いんだから、さっさと電話に出なよ!なんで出ないのさ!うるさいでしょうが!」って。
電話のベルがうるさいなら、さっさと出てくれたらよいのにさ。

わたしは仕事するために、1年半後にまたメルボルン戻ってきたんだけど、ある日留守電にメッセージが。
Nickからわたしのことを聞いKadieからだった。
わたしの留守電入れてくださいメッセージを聞いて、「Oh, your English is improved!(あら、あんたの英語うまくなってる!)」
だって。
それを聞いて、電話に怯えた日々を思い出したのでした。

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