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菊❣️の思い出

菊の花は、皇室の御紋にも使われてる、桜と並んで、日本の代表的なお花です。日本のパスポートの表紙にも16枚の花びらの菊があるよね。
秋にあちこちで見られる菊人形も見事だし。

うちには神棚と仏壇がある。
毎朝手を合わせるのが日課なの。
生前、母が仏壇に造花を供えるのを見て、「そんなの手抜きだよー」と言ってた手前?生花をかかさないようにしてる。
近所の花屋さんやスーパーに行くと、400円から700円くらいで"仏花"とか"供花"が売られてる。
だいたいが菊の花だね。
この菊の花が、またずいぶん長く持つんだよー。

菊の花はお葬式を連想するからと、ふだん飾ったり送られたりするのを嫌がる人も多いね。
そんなの知らない人は気にもかけないけど。
昔、アメリカ人の友達のうちへ行ったら、菊の花が飾られてた。おまけに「インセンスの香りが好きだ」と普通の緑の線香をつけてたんだよ。
さすがに、「ちょっと、縁起でもない!葬式かい?!」って激しく反応したんだけど、それが彼を怒らせてしまったってことがあったなあ。

英語で菊を"Chrysanthemum"っていうのを知ったのは、オーストラリア留学中。
クリサンセマムみたいな発音になるんだけど、これを初めて聞いたのは、インドネシア人のクラスメイトからだった。
しかも、花を見てそう言ったわけではない。
パックの飲み物飲んでるのを見て、「何飲んでるの?」ってきいたら「Chrysanthemum tea!」って答えたのさ。
今でも菊を見ると、彼女のことを思い出す。
そして、この単語も忘れることはない。
やはり、単語ってなんかのエピソードと合わせて覚えるのがよいのかもねえ。

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