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ろの

メルボルンの英語学校時代に、香港人の女の子Pattyと仲よくなった。
彼女は背が高くておしゃれでかわいい子。
甲高い声で早口の英語でまくしたてるの。
大学のキャンパス内にある寮に住んでいて、ときどき中華料理を作ってごちそうしてくれたもんです。
寮に遊びに行くと、いつも大学生の彼が来ていてね。彼も香港の出身で、もう彼女にぞっこん❤️って感じ。
時々3人でナイトクラブに躍りに行ったりもしたなあ。

彼の名前は"ロノ"。Pattyはいつもわたしにノロけて彼の話をしていた。「ロノがね〜」「ロノはね〜」というように、もうたくさんってくらい。
わたしも「ロノは元気?」「ロノはどこ?」というようによく彼のことを聞いたりしてた。

その後、わたしがいったん帰国することになって、2人がカードを書いてくれた。
そのカードの差出人名を見てビックリ!
"from Patty and Ronald"だって?
え?彼の名はロノじゃなくてロナルドだったんだあ!
ずっとわたし彼のことロノって言ってたけど、直されなかったから気づかなかったんだよね。
もちろん、彼女の広東語訛り?もあったかもしれないんだけど、ロノっつうか、ラノに近かったかもな。
マクドナルドがマッダーナゥズってなるっていう理屈といっしょか。これも、そもそもマックロナルドだったってどっかで読んだぞ。

でもさ、ロナルドって言ってたら伝わってなかったよなあ。
英語はカタカナにしないで、聞いたまま発音したほうが通じるみたいだね。

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