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2倍速で老いたアラフォー女の最後のあがき

前回からの続きストーリーとなっています。
ぜひご覧いただけると嬉しいです^^

《第2部》
✮1話 ストレスリーディングサロン、始動!   
https://note.com/atsucoco55/n/n60730ae0e321
✮2話 違和感、、
https://note.com/atsucoco55/n/n34c0bb4e169c 
✮3話 恐れと不安、諦めの大群に襲われて… https://note.com/atsucoco55/n/n5f739f0cf673
✮4話 新たなる一筋の光 
https://note.com/atsucoco55/n/ne4011186342f

仙人(=心霊治療の先生のこと 笑)と出会って
Atsucoは「これでようやく
暗いトンネルから抜け出せるかもしれない」と
希望を抱いていた。

とは言え日常ではあいかわらず1日に数回
トリガーボールでの筋肉ほぐしが必須な状態が続いていた。

以前と同様に月に1回ほど股関節専門整体で
遠方まで施術を受けに行き
自分のメンテナンスを継続しつつ

さらに遠方の仙人からの心霊治療にも
月に1、2回程度通っていた。

その頃自宅サロンでの営業
どうしていたかというと
Atsucoのペースで続けることができていた

むしろAtsucoが自宅を職場にできたこと
さらにストレスリーディングという
1日にひとりのお客様だけにじっくりサービスをして
濃密な時間を共有できたことは
唯一痛みを忘れ集中できたかけがえのないときだった。

だからこそ脚の具合がさらに悪化して
もしも仕事に支障をきたすなんてことになったらと思うと
常連様をはじめとするお客様方に
多大なご迷惑をかけてしまうことにもなり兼ねないと
度々Atsucoを恐怖が襲ったのだった。

しかしわずかな希望とは裏腹に
Atsucoの脚の具合は日毎に悪化し続けた

歩くときのびっこはどんどんひどくなり
歩ける時間と距離がどんどん短くなっていく…

ついには股関節痛によって
負担をかけた蓄積により
膝にも激痛が出てきてしまった

膝の痛みを発症してからは
急速に日常生活が困難な状態になった。

車社会で暮らしていたAtsucoだったが
車の乗降りや運転中の体制でも
激痛に襲われる
ように。

長時間の運転も難しくなり
日々の買い物と子どもの塾や習い事の送迎を
することがやっとの状態だった。

もはや股関節を使って
脚をまったく動かせなくなっていた

椅子に腰掛けるときは
骨盤を立てて座ることができない。
だから背もたれに寄りかかるしなく
膝はピンと伸ばしたままの状態でないとダメで…

おのずとトイレの便座に座る体制も辛く
座りこまず用を足す始末…
下着や便座周辺を汚すことも度々。

まだ若干アラフォーにして
まるで2倍年老いた80代を疑似体験をしていたようだった

気づけば杖を使うしかなくなっていた
(知り合いに見られるのが恥ずかしいので
近所では使わなかったが)

自分が情けなくて惨めで…
でもこの痛みとこの気持ちは
自分以外の誰にもわかってもらえないだろうと
勝手に思ってさらに殻に閉じこもってしまっていた

そしてついにAtsucoは
通い続けた整体と仙人のところにすら
行ける状況ではなくなってしまう…

遠方まで通っていたせいも
もちろんあるがそれだけが理由ではない。

それら施術を受けても数時間後には
ほぼ効果を感じられないほどにまで
悪化してしまった
からだ。

まさに絶体絶命のAtsuco

ここまできたらもうやはり
これまで絶対に避けたかった
「アレ」を決断するしかないのか!?

次回へつづく…






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