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日々書くノート

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つらつら文章を書く。
運営しているクリエイター

#仕事

アイデアをひろげる人。まとめる人。

Webサイト制作のオリエンを受けに客先へ。 「やること」は決まっているけど、「なすべきこと」と「やるべきこと」がふわっとしている段階からのご相談。 前もってオリエンシートや資料に目を通して疑問に思っていたことや、その会社や事業について深掘りしながらヒアリングをする。 あーかなこーかなと会話して、このプロジェクトのコンセプトとなるキーワードやアイデアをひろいあげていく。 僕は基本的にアイデアマンではない。と思う。「アイデアをひろげる」よりも「アイデアをまとめる」方が得意みた

こころを動かす

「あなたは何がしたいのですか?」ということを直接的にも間接的にも問われたときに、具体的な答えがパッとでないときはこう答えるようにしている。 「こころを動かすデザインをしたい。」 アイデアをまとめるとき、企画を考えるとき、デザインをレビューに出すときなど、各フェーズごとに「こころを動かすポイントはあるか?なくしていないか?」をチェックする。 造形的な部分だけではなくて、そのサービスやプロダクトの体験をとおして、こころを動かすポイントがないデザインは、誰かのためになる体験を提

いつも誰かが僕を成長させてくれていた

僕は年度が切り替わる4月に、毎年個人的な目標を設定するようにしていて 今年度は「人に会う」を目標にすることにした。 自分の成長グラフを見てみると、いつも誰かとの出会いや、人との会話から何かしらの気づきを得て数値が急激に高まることがよくあった。 人と会うという行為は、実際に五感を使った体験になるので、記事や本だけでは記憶に留められない事柄を映像として録画してくれているので、強く心と脳を突き動かすのかもしれない。 いつも僕を成長させてくれたのは、 仕事や本だけではなくて、

noteをサボったGW

GWに八重山諸島に旅行に行った。連日天気も良好で、ちょっと早めの大人の夏休みを満喫することができて、心も体もリフレッシュすることができた。 …ただ GW中は「毎日記事を投稿する!」という 最初のnote記事で決めた『自分ルール』を快楽に負けて破ることになってしまった。 noteに文章を書き初めていた頃の俺、約束守れなくてごめんよ。 なので、今度こそ自分との約束を守るために、ルールを変更することにした。 変更したルール|その1 Before①なんでも良いので毎日記事

インプットした知識はチームでちゃんと機能する

インプットした知識をデザインやディレクションに活かしたい時、頭ではわかっていても、いまいちしっくりこない時があったりする。 そこで、周りのメンバーに相談すると、簡単に答えが導き出せたりすることが多い。「あーそれかー!」「確かになー!」といった感じで。 逆に自分がインプットしている知識領域で、誰かが迷ったり、悩んでいたりすると、スルスルと打開策を導き出せたりもする。 ビジネスを成功させるためのスキルとしてよく耳にする「ミクロとマクロ」とか「鳥の目、虫の目、魚の目」で揶揄され

デザイナーが組織について思考する日

「こうしたほうが組織としてブレイクスルーできるんじゃないかな?」 「人材育成のスピードをもっと上げる仕組みってつくれないのかな?」とか、普段から会社をより良くするにはどうしたら良いのかを考えている。 僕はマネージメントをする立場でもないのだが、 実家が観光地のお土産屋をしていたこともあり「もっとこうすれば良い(売れる)のに」と無意識に考えてしまう「思考の癖」みたいなものがある。 半期毎のマネージャーとの面談のタイミングで、育成に関しての提案や、組織の方向性について思うこと

人と話さない日

最近、ワイヤレス(Bluetooth)イヤホンを購入した。 外出や打ち合わせがない日は、デザインやアイデアを考える時にpodcastやSpotifyを聴きながら仕事をしている。 特別集中してやらねばならない時は、ミュージックに入っているお気に入りのプレイリストを耳から流し込み、世界をできるだけ遮断して、視覚と触覚の感覚を研ぎ澄ませるように促す。 これまでだと「あっトイレ行きたい」とか「キャビネの中にある資料取りたい」と思ったときに、iPhoneが充電中だったりして、iPh

「仕事早いね」はうれしくない

「仕事が早いねー!」 と営業や、クライアントから言われることが多い。 ある程度キャリアのあるデザイナーは、僕と同じように、この言葉を言われたことがあると思う。 デザインするときは、たくさんある選択肢の中で最適なものを選びながら答えに向かっていくんだけど、キャリアを積むと、アイデアの広げ方にしても、デザインの方向性にしても、モノゴトを判断する思考スピードが向上してくる。デザインについての知識も練度も。 なので、必然的に仕事が早くできるようになるんです。なっちゃうんです。

デザイナーの「オノマトペ」を具現化するエンジニアは「魔法使い」

デザインとは論理的に言語化できなければならない。 デザイナーは企業やサービスの目標にコミットにしながら成果を出せるアウトプットを求められる。そのために、デザイナー個人の視点だけではなく、様々な職種の人やユーザーたちと共通言語で会話し、そこから得た情報やデータを自分の持ち得る知識とスキルで分解・構築を繰り返し、インサイトに応えられるデザインをする。 ビジュアルやUIはもちろん、アニメーションについても「なぜ」そうするべきなのかを説明できなければならない。 デザイナーとエン

「時間制限」があると、人は「本気」になる

今日は送別会。19:00には会社を出て会場に向かった。 いつも22:00くらいまで働いているメンバーたちも、飲み会や夜の予定があると仕事をテキパキとこなす。 飲み会のたびに、時間制限を設けると作業効率は上がるんだなと思う。 この場合は「作業効率が上がる」というより「本気になる」という言い方が適切かもしれない。 時間制限があると、人は本気になる。 学生時代の部活にしても、大学受験にしても時間制限が設けられているから、毎日自分を追い込みながら頑張れる。 とはいえ「今日は今日

手書きラフが捨てられない

明日は会社の席替えがある。 デスクトップや机の上は整理整頓しておきたい派なので、改めて掃除しておくことはないのだが、強いて言えば鍵付きキャビネットの中が雑多な状態だったので、これを機に少し整理をすることにした。 キャビネットの中を見ると、すでに終了している案件資料や、読み終わった技術書、デザイン書などでパンパンだった。いらないものは持って帰るか、捨てるかしなきゃなと思いながら、キャビネットの中を整理する。 「なんでポストイットがこんなにたくさんあるの?」とか「この棒はいった

月曜日の仕事

月曜日、週の始まり。 メールとチャットワークを確認しながら今週のタスクを整理する。 毎週のことだが、タスクを整理していると「やらなければならないこと」に合わせて「やりたいこと」も湧いてくる。 週末から土日にかけて、頭も体もクールダウンするせいか、やりたいことがジワジワと表面化してくる。 「やらなければならないこと」と「やりたいこと」がぶつかり合って、アクセルを踏むんだけど、クラッチを失敗してエンストした車のように月曜日はなってしまう。 そういうときは、社内のエンジニアや

軸の所在

後輩にもらったヨックモック抹茶味を頬張る。 通常の葉巻状になっているシガールもおいしいけど、抹茶味もおいしい。 亀田製菓の柿ピーにしても、ハッピータンにしても、チョコ味や柚子胡椒味など、スタンダードなものとはまた違う味のお菓子を販売している。 各社が新しい味に挑戦できるのも、そのお菓子の軸となる味が確立されていているからだと思う。 デザイナーの職域やスキルもきっとそういうもので、自分の中で軸となるスキルや職域、考え方などがあることで、しっかりと他の領域にピボットできるのかも

「やりたい」ことで溢れている人は魅力的

僕はグラフィックデザインを学ぶ学科にいたにもかかわらず、「MTVで見るようなPVをつくりたい!」と映像学科に勝手に出入りしたり、「CDジャケットつくりたい!」という理由だけで就職先を探したり、「Flashでガンガン動くポートフォリオサイトをつくりたい!」という思いだけで作ったサイトを転職のときにグラフィックの制作会社の面接で見せて「君がやりたいのはグラフィックデザインでいいんだよね?」と飽きれられたり。 20代前半の頃は「やりたい」という気持ちだけを優先して、後は何も考えな