愛を手元に何を語るか。
コロナ自粛期間中、
みなさん如何お過ごしでしょうか。
私はパンケーキとコーヒーを朝からしばいて
昼過ぎには海沿いを散歩するという
貴族みたいな生活をしています。
とはいえ、
パンケーキは作るのに
思ったより時間がかかってブランチになるし、
Amazonプライムでみようと思っていた映画は
いつの間にかプライム対象外になってたし、
海沿いを散歩していれば
仲良くカップルが散歩していて
自分の底知れない孤独を感じます。
うまくいかない人生ほど楽しいです。
さあ。そろそろ本題に入っていきましょう。
今日は「人生うまくいかねえな」
と思わせてくれている
私の中で日々感じていることを
今回の記事にさせていただきたいと思います。
何を隠そう。
私は、乃木坂４６が、だいすき！！！！！！！
このグッズはガチオタからすれば大したことありませんが
この本棚は整理整頓嫌いの私が唯一いつも清潔に保てる場所。
我が家のメッカです。
彼女たちの話になれば
脳内の言語中枢は突然バグをおこし、
右脳では最大限の興奮を処理しきれない。
脊髄反射で彼女たちがいかに尊いか
ということを証明する理論を構築し、
脳内で独自の研究発表が始まります。
しかし、彼女たちをいざ目の前にすれば
私はチンパンジーに成り下がります。
IQは３。サボテン以下。
握手会に行っても中３相手に
２０を迎えた大の大人が「髪型かわいいねっ」
しか言えなくなるほど。（経験談）
人は皆昔から顔のいいオンナには弱いという
真理に否が応でも気づかされてしまうのです。
権力者がいいオンナを連れているのは
権力の誇示でもある
という通説には頭が上がらない。
なぜならそれだけ
可愛い女の子には価値があるからなのです。
写真集を見れば女性の持つ美しさに魅了され
音楽を聴けば
表現者である彼女たちの日々の努力に
感服の意を表さずには
いられなくなってしまうのです。
乃木坂への愛を語るのはこの辺にしておこう。
まだまだ語りたりないけど。
けれど、この乃木坂への愛を通して
私は時々生きづらさを感じることがあります。
「え、乃木坂って女じゃん。
あづあづってレズなの？」
「かわいい人かわいい人
っていうけどレズなの？」
はい？？？？？？？？？？？？？？？
っていつも思ってます。ごめんね。
こういう文言で聞いてこなくとも、
同じようなことを同じような空気感で
聞いてくりゃ一緒よ。
わかるよ。
かわいい女の子が好きってことは
恋愛対象が女の子なんじゃない？
っていう思考回路になるのは
本当にごく普通のことだと思う。
だって私も高校生の時、
本気で悩んだことがあったからです。
当時から、俳優よりも女優、
イケメンよりかわいい人に
「癒される」と感じていたから、
「私の恋愛対象って女の人なのかな？」と
考えたことがあったからです。
だから、私はその
「かわいい女の子が好き＝レズ」
という感じ方が悪いと言っているのでは
ありません。
レズっていう性的指向を
無差別に茶化すのやめない？
性的指向ってすごいプライベートな話だ。
軽いノリで適当に
土足で踏み込んで聞き出そうなんて
初対面の女性に
いきなり年齢聞くのと同じくらい失礼だよ、
って話。
あまりにもナンセンスすぎる。
面白いと思ってるのかも知れないけど
それはこのご時世で
「コロナチャレンジ」とか言って
トイレの便器舐めてるぐらいおもんないよ。
ギャグセンないよってこと。
別に正義感ふるって
「それは差別だから！！
やめなよ！みっともないよ！」
と言いたいわけじゃない。
説教したいわけじゃない。
私は生きづらさを取り除きたいだけ。
その軽い、どこか茶化した空気感で聞かれた
「レズなの？」に対して「レズじゃないよ」と
本当のことを答えたとしても、
私はレズビアンっていう存在を
否定したような文脈を避けられない。
「レズ」っていうレッテルを
貼られること自体を
嫌がってるみたいになるじゃんか。
レズビアンではないって否定しただけなのに。
それって結局
レズビアンの人たちを差別したってことに
つながるような気がしてならない。
自分自身、
自分の性的指向に悩んだことがあるからこそ
そうやって性的指向で差別されることに
怯えながら送る生活に
うんざりしたことがある。
だからこそ差別に加担することで、
悩んでた当時の私を
否定するみたいで嫌なのもある。
けれど何より、
いつまでたっても
LGBTの人たちへの理解への姿勢を見せずに
いい加減な知識や偏見で
つまらない冗談をいう人がいるせいで
周りからの視線を気にして
自分のセクシャルに向き合えない、
自分のセクシャルに嘘をついて誤魔化す、
そうやって苦しむ人や生きづらくなる人が
いつまでたっても
減らない事実にガッカリしてしまう。
あなたがちょっと茶化すだけで、
自分のセクシャルに向き合おうとしている人の
勇気を摘み取っているかも知れない。
けれど、
あなたがちょっと気をつけるだけで、
自分のセクシャルに
真剣に向き合えるチャンスを
しっかりと掴める人が増えるのかも知れない。
ほんの少しの力かも知れない。
けれど、その少しの偏見すらなければ
自分らしくあれる人がきっと増える。
多様性を本当の意味で認め合える世界を
小さな単位から作っていけることが
できるのかも知れない。
君たちが語っている
「LGBTいいと思う！偏見ないよ！」は
本当か？
当事者をレッテルだけで
判断しようとしてないか？
ちゃんとその人のことを
知ろうと向き合ったのか？
今や１０人に１人が
LGBTに該当すると言われている。
その知ったかぶった
「偽善」から一回離れよう。
きちんと知ろうとしよう。真剣に向き合おう。
セクシャルを問うこと、聞くこと、
興味を持つことを否定してるんじゃない。
私自身はあまり「レズなの？」
って聞かれることは
苦痛じゃないよ。そういう性格。
他の人はそうじゃないかも知れないから
あんまりテキトーに聞いちゃダメだ。
プライベートだから。
興味本位で井戸端会議みたいなノリで聞いたり
面白半分に噂にしていい話
じゃないんだよってこと。
「今すぐつまんない冗談をやめよう」
ってよりまずは私は知って欲しい。
「LGBTってなに？」
「性的指向って何？」
知ることが、まずは理解への第一歩だ。
当事者の話を聞くのでもいい。
用語を調べるのもいい。
きっと知れば、そのつまんない冗談を言った
自分の残酷さを知ることができる。
結局、
無知であることが一番偏見につながるんだ。
残酷だけどね。
「悩んでるってだけで
気持ち悪いって思われるかも知れない」
悩んでた時はそう思ってた。
悩んでることすら打ち明けにくい環境を経験してすごい不安だった。
自分自身が誰かを
そんな目に追いやらないようにしたい
って思う。
願わくば、そんな目に会う人を減らしたい。
私のよくわかんない主張なんて
突っ込みどころだらけかも知れない。
でも言わないより、
言った方が何かしら変わるかも知れない。
これを読んだ上で
「あづあづってやっぱりレズなの？」
真剣に思う人は
きちんと向き合う覚悟を持って聞いてこい。
きちんと私のセクシャルを答えよう。
説明もする。
ここまで読んでくれた人は
きちんと考えてくれた人でしょうから
ここで一応表明しておきますが、
私はレズビアンではありません。
悩んだことはあったけれどね。
すんごく長々書いちゃったけど
ゴールデンウィークは
「STAY HOME SAVE LIFE」
百合子が言ってくれたお達しを守ろう、という期間でもありますが
「プライドウィーク」でもあります。
「プライドウィーク」
そもそも4/25,4/26は代々木公園で
「TOKYO RAINBOW PRIDE」という、
性自認や性的指向にかかわらず
誰もが行きやすい世界を
推進していくって趣旨の
イベントが予定された。
それに伴ったほかのLGBTに関するイベントが集められた期間のこと。
それもあって
今回の記事を書かせてもらったよ。
イベント自体は
コロナで中止になっちゃたけどね。
でも、オンラインパレートとか
オンラインでイベントしてたよ。
一応URL貼っとくね。
https://tokyorainbowpride.com/
この記事をきっかけに、一人でも誰か、
LGBTについて正しい知識を得ようとしてくれる人が現れますように。
もう一本LGBTについて記事を
書きたいと思ってるなう。
そっちでもっと詳しくわかりやすく
私の知っている程度ではあるものの、
みんなの知識の足しになるような物が
できたらいいなって
思ってるのでクソ暇な人は読んでね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
コジキなので恵んでください。