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人類の努力は、ほぼ無意味だ。|『1%の努力』

「最小の努力で、最大の成果を出す。」

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▶book

読了日記 #31冊目
『1%の努力』
ひろゆき(西村博之)/ダイヤモンド出版/2020.3.4

▶todo:人生に、計画的偶然を。

・週に1回、他の部署、他の会社、できるだけ自分とは関係性の薄い人とランチをしよう。”偶然”を計画する。
 持つべきものは知識、人脈、情報。人脈の部分は圧倒的に弱い。
(あんまり人に興味がないからかな)

▶before:「物事を決め方」を決める脳みそを鍛える

 著者の「ひろゆき」さんは、全く知らなかった。2ちゃんねるやニコニコ動画には全く興味がなかった。(読んでいくうちに、この二つのプラットフォームを作ったと知って驚いた。)
 ちょっと最近長時間働くことも多く、親友や兄のオススメもあって読もうとポチッた。ものごとは「何をどうこなすか」よりも「何をどうこなすか」を決める脳みその仕組みを考える事が大事だという点に共感していた。

▶after

一番の学びは、読書することの意味を自分なりに見いだせたこと。
それは、

「自分の脳みそを他人に2時間レンタル移籍させること」

人は良くも悪くも、主観から逃れられるものではない。「人の気持ちに寄り添う」ことはできても、「感情移入する」ことはできても、所詮どれも主観の領域を抜けることは絶対にない。

 本の中に、著者の考え方に、どっぷりと浸かる。
鏡に映った自分を見るように、本に書かれる他者の考えの中にどっぷり浸かることで、「他者の考え方に住まわせた自分」から、日常の「自分」を見つめる。自分なりの客観視の時間になる。

▶todo(おさらい)

・週に1回、他の部署、他の会社、できるだけ自分とは関係性の薄い人とランチをしよう。”偶然”を計画する。
 afterから見出すtodoかと言われると甚だ疑問だけど、こうして全く違った視点を持った人とランチをする時間に、おすすめの本や漫画、映画を聞いてみよう。それをなぜおすすめするのか理由までちゃんと聞いてね。

▶words

1.ポジション取り。

 あえて、本音を言う。言ってはいけないことを言う。たぶん人に嫌な気持ちを抱かせるから、ちゃんと謝る。
 上流から下流をすべて知った、第三者的なポジションを探る。現場と経営者をどちらも知って、俯瞰して見て、誰のメリットかを明確に伝える。
 「逆にこういうのはどうですかね」って聞いてみる。質問には、ただで返さない。笑わすか、驚かすか。

2.変えられる部分集中する。

 努力で変えようとしない。自分の脳みそを信用しない。制度、環境、遺伝子で大体のことは決まっちまってる、そう軽ーく考えてみる。
 優秀な人に頼みごとを聞いてもらえる人になるにはどうしたらいいか、これもポジション取りかな。

3.予測不能にお金を払う。

todoで毎週1回知らぬ人とご飯を食べるとしたけど、凄く大事なコスト。
最近、意識してこのお金の払い方はしてみてる。
一人で映画を観たり、全く知らない映画を観たり、ちょっとでもいいなと思った音楽や本は進んで買ってみる。人のオススメはとりあえずお金払ってみるようにしてる。

 すべて予測不能なものにお金を払っては元も子もないので、必ず調べる。
 予測できたうえで、それでも予測不能なことが起こりそうなものにこそ価値があると考えて行動してみる。

▶epilogue

読書が好きだなと思う。
だけど読書の何が好きって、自分と静かに対話できるところだと思う。

だから、Mr.Childrenも好き。自分に対して大きな疑問をたたきつけるものへの好奇心があるのかもしれない。

時々そうやって自分の中が疑問だらけになって、何も解決できてなくて焦ってしまうこともあるけど、「脳内整理中~」と思って少し放っておこうと思う。

この本を紹介してくれた親友と兄よ、ありがとう。
新しい考え方をくれ、今の自分に大きな疑問を突き付けてくれたひろゆきさんありがとう。本、他のも読みます。

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