映画は、ヴィランが象徴するものを探る。|#51
先週末、人生初の映画館で洋画鑑賞。ジュラシックパーク、ジョーズ…幼い頃に見た"怖さ"へのトラウマを乗り越えました。(大そうなことで。)また一つ新たな経験。
今回観たTENET、評するほど理解してないのでやめときます。笑(土日にちょっと書こうかな。)
本題は、
地球温暖化のニュース。環境系のニュースは気にして読んでるけど、今回は少し視点が違った。
「映画の悪役」が象徴するものが何か、思考を巡らせることに結びついた。
TENETのヴィランは、簡単に言えば暴力的に具現化された、"未来の人間の願い"だった。
温暖化、環境破壊は未来の人間を殺す。過去の人間の過ちの被害を被るのは、未来の人間だ。
その未来の人間が、諸悪の根源である過去、すなわち現代人を、時空間の流れの向きを変える力によって抹殺する。
「果たしてこのヴィランって、悪いのか?」
一概に何クソ!とはなれない。だって諸悪の根源は現代人だから。
もう一歩踏み込んでみる。
人間には行動経済学の一つ『現状維持バイアス』がかかっている。
要はダイエットと同じで、未来の快適よりも今の快適を求め、今目の前の小さな"悪"を見過ごすことがある。
現状維持バイアスは本当に恐ろしい。
たぶん人はみんなその時々の自分の生き方を正当化し続ける。
「今日は疲れたしいっか」
「今日くらい…」
「明日やろう」
ではそんな現状維持バイアスに抗うには?
一生涯をかけた大きく具体的な目標を掲げ、それを1日単位にまで分解していくこと。
「今、今日、今週の自分の行動」が未来の自分に少しずつ負債を残していることを自覚すること。
ちなみに私はできていない。
一週間の計画を立てるのが精一杯。
11月の4連休、年末年始の休暇の時間を有効的に使おう。と思ったけどそれこそ現状維持バイアスがかかっているので、今日時間をとります。
「明日やろうは、バカやろう」って現状維持バイアスのことだったのね。
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