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お盆休み散歩_Vol.28(池袋・新宿)

中村橋・新宿編(2024/8/14:水曜)


1.中村橋から

6月に一度来たこともあったので、迷うことなく西武池袋線の中村橋駅から線路沿いを数分進み練馬区立美術館へ。
平日のこのタイミングではそんなに人が来ることもないのではと勝手に思っていたが、建築に関心のある方は思いのほか多い。

練馬区立美術館

2.平田晃久―人間の波打ちぎわ

ネットの装飾がゲートの役割のように展示会場を仕切っている。
1階からのスタートではなく2階から。階段を登りながら、この建物の構造を見渡す。
この建物もあと1年近くで立て直す予定とのこと。(平田晃久さんが次の設計を進めていることが後でわかるのだが)
また、実は平田晃久さんが設計に関わった建物に、最近私自身がいくつか行ったことがあることがわかった。
自分の関心を引く建物であったので、気になっていたのだが、共通性があったようだ。
今回の企画で設計の考え方など知るうちにその共通点がわかり更に興味深いものになった。
「前橋ガレリア」・「原宿HARAKADO」など出来上がったものを見ると「からまりしろ」という設計の思想が根底にある。
また公共施設(図書館や美術館)の構築では、関係する各所の方々と協調しながら進めていく姿勢も共感できるものだった。
今どきと言ってしまえばそれまでだが、しなやかな感性を持つ建築家と感じた。
これから建てられる予定がいくつもあり、既に都内に建てられた建物で意識していなかった建物もあるので、今度はそれを見に行ってみたいと思った。

<気になった作品>
・sarugaku(代官山)
・ナインアワーズ(浜松町・大手町など)

<テーマ>平田晃久―人間の波打ちぎわ
<会期>2024年7月28日(日)~9月23日(月・休)
<時間>10:00-18:00(入場は17:30まで)
<展示会場内写真>  可 (一部不可)
<巡回> 無し

平田晃久―人間の波打ちぎわ

3.フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線

新宿のSONPO美術館は昔から知っていたが、なかなか行く機会がなかった。
今回ロートレックに関する企画ということで見学。
以前からロートレックの作品はいくつか見てきたつもりだったが、ロートレックの年表をあたらめてみて、36歳という短命だったことを改めて知りその間にこれだけの作品を作ったのかと。
ポスターを見る機会が多いこともあり、写実という点より演劇や主役の方の印象を伝える一瞬を切り取るその構図の妙が私が一番好きな点。
最近現代アートを見ることが多い中、こういった鑑賞はまた楽しい。
最後に、ここにある「ひまわり」を見ることができこれもここに来る価値の1つ。
そういえば、この美術館には東郷青児の作品も多くコレクションされているのだが今回見ることができなった。
今後その手の企画があった際にはまた来たいと思う。

<テーマ>フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線
<会期>2024年6月22日(土)~9月23日(月・休)
<時間>10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)
<展示会場内写真>  不可(一部可)
<巡回> 無し

SONPO美術館

4.最後に

所要時間:約3時間半
池袋(10:00)→中村橋→練馬区美術館→中村橋→池袋→新宿→SONPO美術館→新宿(13:30) 
お疲れ様でした


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