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顧客接点強化

顧客接点強化に関する記事

クレンジングが肝!ぐちゃぐちゃ顧客データの名寄せのコツ<TIS共著コラム2-1>

貴社の顧客データの精度はどの程度担保されていますか? この素朴な質問にどれほどの企業、担当者が回答できるでしょうか。多くが回答できないと思いますが、そのような状況下で自信を持って意思決定し、指示を出す/指示を受けることは適切でしょうか、あるいは、精度は極めて悪いであろうと最初から判断し、集計・分析に活用することを諦め続けているかもしれません。 前稿で述べたような、データ統合の恩恵を受けるにも、また今後のAI定着社会において圧倒的な生産性向上の基盤を構築するためにも、データ精度

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顧客データのバラバラ管理は何が問題か<TIS共著コラム1>

近年、DX推進の一環として、多くの方がデータ利活用に取り組まれていると思います。 その中でも、CRMシステム上の顧客データのマーケティング・営業・サービス活用について、ご相談を受けることが多くありますが、顧客データ活用が進まない理由の一つに、社内に顧客データが分散していて統合することが難しくできていないというものがあります。さらに、顧客データを統合する必要性をお聞きすると「顧客データが分散していることは良くないため、統合が必要」とだけ考えられていて、目的が不明確な場合がありま

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顧客接点強化:"顧客とは・接点とは"から目的を捉える (Vol.1)

CRM (Customer Relationship Management) という言葉はかなり定着してきたかと思いますが、これを皆さんはどのように認識・定義されているでしょうか。日本語では「顧客関係管理」となりますが、昨今ではITツールをイメージして、顧客マスタを登録し、取引履歴や案件、日報などが紐づくもの、あるいはMA (Marketing Automation) ツールも含めて捉えているかもしれません。 従来なかった言葉を使うことで、直接的に具体のサービスや商品を呼称す

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顧客接点強化:"強化"による成果を時間軸で定義する (Vol.2)

前稿において"顧客"と"接点"から読み解いて、そもそものなすべきこと、ならびにその対象を整理してきました。では、それを踏まえた時に、顧客接点を"強化"していくとはどういうことなのでしょうか。 何かが変化する時、そこには量的・質的という側面があり、それらは時間軸に沿って異なる内容に転じます。強化するということも変化の一つと捉え、時間軸と量的・質的という観点を意識して整理していきます。 ツール活用と成果の変遷多くの組織体において、組織設計や運用、ツールの工夫を積み重ねることで、

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DX Column 第五回:DX推進の処方箋【後編】~DX War Room!~

前編では、DXに関する企画の課題やDX関連組織の役割に焦点を当てました。後編ではDX関連組織は具体的にどのような機能を持ち、どのように運営すべきかについて考えたいと思います。 War Roomを活用する本稿では、DX組織が企画検討するうえで、知っておいた方が良い情報の提供や、一から企画を立ち上げる際の進め方を紹介したいと思います。 社員向けセミナー 社員向けセミナーは、War Roomの使い方を広め、DXに関する要望を収集する場として実施するだけでなく、世の中や競合他社

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DX Column 第五回:DX推進の処方箋【前編】~なぜ企画倒れなのか…DX組織の役割は?~

抜け出せない企画倒れの渦…“DX”は、多くの企業や多くの方が認知し、言葉としては浸透しているものと思われます。但し、DXという言葉の意味するところは、企業の捉え方によって様々であるという状況です。そのような中で、本社部門、事業部門それぞれでDXに関する数多の施策や取組みが企画され、プロジェクトとして進められているかと思います。 特に業務部門においては事業の遂行がミッションの中心である事が多く、ITやDX等のデジタルに関するノウハウを持ったメンバーは数少ないのではないでしょ

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DX Column 第四回:デジタルで新たなビジネスを創造する!【後編】~ビジネスモデルは仮説から考える~

仮説立案から始める前編では、ビジネスモデル構築の難しさと、新たなアイディアを形にするための思考プロセスを確認しました。後編では、前編で確認した思考プロセスを使ってビジネスプロセスを構築するステップの中で、どのような取組みが必要なのかを考えてみたいと思います。 新たなアイデアを具体化しビジネス化するためには、様々な知見や経験を持った人達が、既成概念にとらわれない自由な発想の中でビジネスモデルを形作り、その実現性を確かめる事が必要となります。 すなわち、新ビジネスモデルを仮説

DX Column 第四回:デジタルで新たなビジネスを創造する!【前編】~変革をデザインせよ~

DXとビジネスモデル変革様々な企業で取り組まれているDXですが、その内容は企業によってはもちろん、ひとつの企業の中でも様々なものが入り混じっています。 ペーパーレス化といった業務上扱う情報のデジタル化や、特定の業務を丸ごとシステム上で実現できるようにする業務プロセスのデジタル化、さらにはデジタル技術を活用することで顧客への提供価値を変えようとするビジネスモデルのデジタル化もあります。 後者ほど影響範囲が広く難易度が高くなるものの、実現した際のインパクトが大きいという特徴があ

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管理会計の論点

管理会見の論点を実務に沿って解説します。

【管理会計の論点 その13】社内取引価格は廃止すべきか?全社利益最大化を目指す管理手法

こんにちは! 当コラムでは毎回、管理会計プロジェクトで論点になりそうなトピックを解説します。 論点というぐらいなので、いつも選択肢は1つではありません。 どうやって答えを決めるのか?いつもお客様と一緒に悩みながら、その時にベストな解答を探しますが、ベターなやり方を選択することも多いのが実情です。 さて、第13回目のテーマは「社内取引価格」です。これこそ管理会計といっても良い話題ですね。このテーマもなかなか結論の出しづらいテーマです。 「社内取引価格」(内部取引価格、仕

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【管理会計の論点 その12】サブスクリプションサービスの管理会計

こんにちは! 当コラムでは毎回、管理会計プロジェクトで論点になりそうなトピックを解説します。 論点というぐらいなので、いつも選択肢は1つではありません。 どうやって答えを決めるのか?いつもお客様と一緒に悩みながら、その時にベストな解答を探しますが、ベターなやり方を選択することも多いのが実情です。 さて、第12回目のテーマは「サブスクリプションサービス」です。最近は増えましたね。今後もどんどん増えていきます。消費者側にとっては手軽に始められていつでもやめられるので、とって

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【管理会計の論点 その11】管理会計における「のれん」の取り扱い

こんにちは! 当コラムでは毎回、管理会計プロジェクトで論点になりそうなトピックを解説します。 論点というぐらいなので、いつも選択肢は1つではありません。 どうやって答えを決めるのか?いつもお客様と一緒に悩みながら、その時にベストな解答を探しますが、ベターなやり方を選択することも多いのが実情です。 さて、第11回目のテーマは「のれん」です。管理会計ではなかなかにやっかいなテーマですが、M&Aが頻繁に行われてる企業にとっては避けては通れないテーマでもあります。 まずは、の

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【管理会計の論点 その10】予算実績管理うまくできていますか?

こんにちは! 当コラムでは毎回、管理会計プロジェクトで論点になりそうなトピックを解説します。 論点というぐらいなので、いつも選択肢は1つではありません。 どうやって答えを決めるのか?いつもお客様と一緒に悩みながら、その時にベストな解答を探しますが、ベターなやり方を選択することも多いのが実情です。 さて、第10回目のテーマは「予算実績管理」です。 予算を作って実績と比較する。簡単そうでなかなかなうまく行きません。多くの企業が抱える「予算実績管理がうまくいかない」という課

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AIのビジネス活用

AIのビジネス活用について投稿します。

【AIのビジネス活用 第一回】 AIはもう避けられない~AIの基礎知識と役割を理解しよう~

はじめに人工知能(AI)の進化は、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えています。10年後、20年後の未来を想像すると、AIがどのように社会を変革しているのか興味深いですね。 AIが人間の仕事を奪うという懸念がある一方で、新しい職種やビジネスチャンスが生まれる可能性も指摘されています。自動車の発明によって馬車関連の仕事が減少した反面、「自動車産業」という新たな分野が誕生したのと同様の現象が起こるかもしれません。 しかし、AI技術の進歩があまりにも速いため、将来の予測は以

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Fit to StandardでのERP導入

Fit to StandardでのERP導入シリーズマガジンです。

【Fit to StandardでのERP導入 その2】 『現行機能』の縛りから脱却せよ!

前回の記事では、日本企業がERP導入において直面している課題について取り上げました。特に、「Fit to Standard」と乖離した導入方法が原因で、ERP本来の効果を十分に発揮できていない現状に着目しました。この状況を打破し、ERPの標準機能を最大限に活用し、業務効率を改善するために、3つの重要な取り組みを提示しました。 (前回の記事はこちらからどうぞ) 今回は、業務変革を目指したものの、最終的には現行機能に似たシステムを再構築してしまうという課題に焦点を当て、「『現行

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【Fit to StandardでのERP導入 その1】 ERPの真価、見逃していませんか?

日本の企業において、基幹システムとしてERPが導入されるようになってから長年が経過していますが、当初期待したような業務効率化の効果を実感できていないケースも多く耳にします。なぜでしょうか? 多くの日本企業では、業務に合わせて様々なカスタマイズが施され、個社ごとに特化したシステムが構築されることで、ERPは業務遂行においてなくてはならないツールとなっています。 しかし、このことはシステム全体の複雑化を招き、企業全体の情報を統合して迅速な意思決定を支援するというERP本来の目的か

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