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木村の書いた記事

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別アカウントで木村が書いた記事をまとめています。
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#Salesforce

DataWeave in Apexを使うためのDataWeave入門

こんにちは。木村です。 この記事はWinter '24でGAになったDataWeave in Apexを使えるようになるための記事です。そのためにはDataWeave言語自体を知る必要があるので最低限押さえておく必要があることを解説し、最後にApexで使うと便利そうなユースケースも合わせて紹介します。 対象読者はSalesforceコアプラットフォームエンジニアでDataWeaveを知らない方です。と言っても私もDataWeave初心者ですが… なお、この記事は2月28日

Trialforceの概要と使い方

(修正:2023/08/31) AppExchange上のトライアル組織にインストールするボタンの位置が間違っていたので画像と説明を修正しました。 こんにちは。木村です。 今回はAppExchangeアプリのトライアル提供法の一つであるTrialforceの概要と使い方をまとめました。想定読者はAppExchangeアプリ開発・運用に関わる方です。 TrialforceとはAppExchangeアプリのトライアル提供方法は以下の3つの方法があり、Trialforceはそ

CumulusCI(Snowfakery)を使った大量データテスト組織の作成

こんにちは。木村です。 Salesforceの開発では、大量にデータのある組織でしか起きない不具合が起きることがあります。SOQLのパフォーマンス問題なんかは大量データでよく起きる問題です。特にAppExchangeアプリの開発では、実際に問題の起きている顧客組織での調査には限界があるので、同じく大量データの入った組織を調査用や開発用に用意する必要があります。今回の記事はそんな大量データ組織をCumulusCIを使って簡単に作る手順の解説記事になります。 こちらはゆるっと

Apexの命名規則のフローチャートを作りました

こんにちは。木村です。 今回は月1で行っているプロダクトもくもく会で作成したApexの命名規則フローチャートをご紹介します。 プロダクトもくもく会とは先日遠藤が以下の記事で言及したように、co-meetingでは毎週水曜に社内勉強会をしています。今回の記事も第1水曜に2時間で行っている「プロダクトもくもく会」での成果物になります。 「プロダクトもくもく会」では、プロダクト共通で課題となっていることや取り入れたい技術などを一つ取り上げ、一緒に実装したり調べたりする会となって

LWCでTypeScriptの型定義を使う

こんにちは。木村です。 もう世の中的にもフロントエンドはTypeScriptで実装するのが一般的になっていると思います。それに、TypeScriptでの開発に慣れてしまうとJavaScriptで実装するのが不安だし面倒になってきますよね。 となると、Lightning Web コンポーネント(LWC)もTypeScriptで開発がしたい!と思ってしまいます。 しかし、現実問題としてそれはなかなか難しいです。折衷案としてSalesforce Developer Blogで

今年のゆるっとSalesforceトーク全12回で発表したことまとめ

こんにちは。木村です。今年ももう終わりますね。 弊社ではゆるっとSalesforceトークというイベントを毎月開催しています(基本的には第2水曜)。特に意識していなかったのですが、ちょうど今年の1月から始めており、今月の開催でちょうど12回目となっていました。ちゃんと毎月開催できていました👏👏👏 この記事では全12回の振り返りをしていきたいと思います。 1年間それなりにおもしろいSalesforce開発ネタを話してきたので、今年1年のSalesforce開発トピックの振

Salesforce Winter ’23 リリースノートの気になったリリースまとめ

こんにちは。木村です。先日10月12日(水)に弊社の公開勉強会「ゆるっとSalesforceトーク」でWinter '23リリースノートの輪読会をしました。 この記事では当日ピックアップしたリリースをまとめていきます。なお、リリースノートを読んだだけで触っていない機能も多いのでご了承ください。 カスタマイズカスタム住所項目を使用した顧客への配送 (正式リリース) 弊社MatchingMapで使いたかったが、DISTANCE関数が使えないという謎制限があるので無理そう。残

社内ハッカソンを開催しました

こんにちは。p5.jsでプロジェクションマッピング本に挫折してしまった木村です。ごめんなさい🙇 このコピペテック活動は弊社co-meetingの業務時間の20%を使って部活動的な位置付けで行なっています。実は昨年新しく二人のエンジニアが入りまして、彼らにもコピペテック活動を徐々にやってもらっていました。しかし、いきなり技術書を書けというのもなかなかハードルが高いなあということで、このコピペテック活動の枠で社内ハッカソンを開催してみました。 今回の社内ハッカソンのルール・期