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さよならくちびる


さよならくちびる

を見た。
ワクチン接種翌日でだるさと共にゴロゴロして見させてもらった。息子は母親に相手してもらって。

週末はまだ色々なことを受け止めきれずにいて、だいぶ精神的には荒れた。荒れたといっても言動に出ているわけでもなく、いつも通り家事や子供のことや、なんなら妻の誕生日のプチイベントもしている。しかし、心の中はぽっかり、踏ん張りきかず。
このことは、これから推敲しながらどこかでアップし、数年後の自分に見せようと思う。

そんな心境の中での「さよならくちびる」である。

心身ともにしっかり向き合える余力のない状態で、あんな感じで引き込まれるんだなと思った。

喜怒哀楽どれにも当てはまらない、なんともいえない感情で解散に向けて進んでいく三人。起承転結のない必然性のないストーリーで各所のライブを進めていく三人。バンドとローディーという明確な関係性のみでは語れない三人。
日々の生活で誰かに端的に話す時って、喜怒哀楽とか、起承転結とか、明確な関係性で説明することの方が多い。
でも、本当はそこで語りきれないことの方が多くて。話の本質が伝わりきらなくて。もう説明することすら最初からいいやって思ってしまう。
「誤解を承知でやりたいことのために軸だけぶらさず進める」なんて時もあった。
けど、なんだか今は自分はそこに嘘をつけない。
自分に正直に、とかそういう青臭いことではなく、自分の頭や心に正直じゃないと、体がしっかり動かない。

その先に得られることもある。ラストがハッピーエンドかどうかはよくわからないけど、好きな終わりかただった。
とりあえずご飯食べよう、とりあえず感謝する相手まだ近くにいるんじゃない。
日常って、いろいろあった上でこんな感じでまた続くんだと思う。

門脇麦さんは昔から好き。小松菜奈さんは今回初めて見たけど好きになった。成田凌も好き。みんなかっこいいなぁ。