伊吹山ドライブウェイヒルクライム2024 男子C(30歳代)優勝
今シーズン初戦のヒルクライムへ参戦した時の記録です。
2~3月のトレーニング
このレースに向けたトレーニングは2月中頃から開始した。1月にハーフマラソンに出る予定でランニングしていたが膝を痛めたため、1ヶ月ほどトレーニングレベルの練習は出来なかった(ハーフマラソンも欠場)。
練習再開後、1週間のメニューの目安は下記の通り。今年はワークアウトを増やした。FTP(1h維持できる閾値パワー)付近の滞在時間を増やしたかったので、強制的にメニューを組むことにした。(例年はzwiftレースで高強度していた)
月曜:流し
火曜:ZRL(zwiftレース)で高強度or FTP系ワークアウト
水曜:VO2max(3~7min維持できるパワー)系ワークアウト
木曜:FTP系ワークアウト(クリスクロス)
金曜:L2かSSTワークアウト
土曜日曜:実走で峠TT
ここ2年はレース結果、内容とも冴えない事が多かった。勝負所で千切れる(FTP ~VO2max不足)事が多かったので、今年はシンプルに考えて、足りないゾーンをダイレクトに鍛えるスタンスにした。
この練習のおかげでFTPは開始当初比較で7~8%戻った。一方で減量は特になし。絶対パワーを上げることに焦点を当てた。海外強豪zwifterは同じ位の体格で絶対値パワーが高い選手(FTP350W, PWR5.5以上)がいくらかいる。純粋にカッコいいと憧れている。減量すると絶対値パワーを落とすリスクがあるので、体重は現時点では成り行きに任せた。2月中旬時点で69kg弱、最近は66kgである。(毎年夏は62kg位)
機材
レース機材は去年から変わったものはない
・フレーム:Emonda SLR
・ホイール:ボントレガーAEOLUS RSL37
・コンポ:DURA ACE R9270 F r52-36 R r 11-30T
・タイヤ:ミシュランpower TTクリンチャー25C
・チューブ:EXAR TPUチューブ Fr:5.2/Rr:5.4bar
・パワーメータ:Favero Assioma Duo
・シューズ:S-Works7
車重はサイコン、ボトル抜きで6.9kgである
レース
コースは伊吹山ドライブウェイ約15km 標高差1035m Ave.斜度6.9%で冬季封鎖解除直前の時期に実施。当日の天候は晴れ、気温は麓で20度くらい、風はやや追い風で良コンディションである。
レースはネットタイム形式のため、ほぼクラス最後尾スタート。スタート直後は先頭合流のため高負荷必須だが、大方アタック合戦になることはない。踏ん張れば先頭合流可能だ。そして先頭集団に合流したのは2km付近だったと思う。その時集団は15人以上で大きい。しかし距離を消化すると徐々に人数を減らして4~5km付近で7人になった。前もって先頭で争うだろうと思っていた選手達がペースを作っている。
そのままショートコースのゴール地点を30:40くらいで通過。速い。2022年にショートコースで出場した時より速い。その先、ゴールまでは初見だったが、前半部と似たようなコースプロフィールだ。散発的に選手の飛び出しがあるが結局7名のまま進む。
13km付近で同じショップチームの選手がアタックした。彼が飛び出すのは意外だったが、すぐに追いかけ、2人だけになった。3秒くらい間が空いたがそれをすぐ縮めるほど余裕はない。でもそれ以上は離れない。
ほぼ最後尾スタートでネットタイム方式なので、3秒差程度リードされてゴールしても順位的には勝てる。でも先頭でゴールしたい
再度踏み直せばキャッチできるが、その後すぐにゴール前でスプリントが待っている。
迷った。
「短い間隔で2回もがくか、ゴール前でタイミング測って長めに1回掛けるか」
後者を選択した。
これ以上距離が離れないように測る。
300m看板を通過すると同時に腰を上げた。ヒルクライムにしては長いスプリントになるがこの距離でもがくのは毎週やっている。
ぐんぐん距離が縮まる。
並びかけると同時に踏み直して再加速。
一瞬杭下がられるが速度差あり、リードする。
そしてゴール。
45:41 328W(NP332W)
実力考えると47分出れば上出来と当初思っていたが、集団効果と気温&追い風が味方した。
今後に向けて
次戦はMt.富士ヒルクライムの予定。目標は1時間切りだがハードルは高い。更なる絶対値パワーの上昇に加え、パワーを失わないように調整しながら減量も必要だ。
春は割と急ピッチにコンディションを戻してきたため、体には例年以上に負荷がかかった。よって焦らずに一旦、踊り場的に負荷を上げることはせずに体を整えて、5月にもうひと伸びを期待した練習に励もうと思っている。
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