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ブランドについて気付いたこと

「IT人材がものづくりに熱中する理由」に行ってきた、レポート。

高額な物を購入するときは店舗でのコミュニケーションが重要という話があった。確かにそう。結婚指輪や住宅をネットで買う人はなかなかいないだろう。私も今使っている財布は、実店舗で購入したし。
しかし、ちょっと前に25,000円くらいの鞄をネットで、しかもスマホで購入したのを思い出した。

iroseというブランドがずっと好きだった。
二十歳の時セレクトショップでこの超素敵な財布をたまたま見て、成人祝に自分で買ってから、ずっと新しい商品が出たら必ずチェックしていたし、
財布を使うたびにアガっていたし、次何か革製品を買う時はiroseの奴を買おうと思っていた。

思い返してみると、これはブランドに対する圧倒的信頼で、ひとつの長く使われる商品は、たった一つの商品でも圧倒的信頼はつくれる。

半年くらい前に引っ越しをするときに、色々な物を捨てた。着なくなった服やクッションカバー、菜箸、ボロボロになったハンカチ。
自分の持っている物について考えると、愛用品と呼べる物がほんとうに少ない。毎日使っているPCだって、全部のデータはクラウドにあるから、別にPC自体が壊れてしまっても悲しくはないし、服もたまたまいまの自分に合っていたりするからよく着ている服が何着かあるだけで、この服が大好き!という服はあまりない。
なんとなく、深みがないというか人生の上澄みだけを掬っているような感じがして嫌だなあ。持ち物一個一個にちゃんと愛着をもって、大事に使うことによって愛を深めたい。消耗品ではなくて愛用品に。


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