失職したときにもらえる「住宅確保給付金」を申請してみた

失職した人間向けの生き抜くサポートというのはかなり充実している。
これが日本だ。しかし、いずれも自分で調べて情報をキャッチする必要があるし、さらに手続きはかなり煩雑である。

今回、失職した人向けに家賃を補助してくれる「住居確保給付金」を申請してみたので流れについて書いてみたい。

色々な噂を聞くのでドギマギしながら向かったが、担当の女性はめちゃくちゃ親切だった。

住居確保給付金をもらえる条件

あくまでざっくりと

  • 2年以内に離職・廃業しているor収入が減っている

  • 世帯収入が一定以下(扶養家族ありなし等によって基準あり)

  • 預貯金合計額が一定以下(これも扶養家族ありなしによって基準あり)

  • ハローワークで真面目に休職活動する気がある

※自治体によっても条件は多少異なるので、詳細は公式情報を参照

申請の流れ

①最寄りの福祉事務所に事前相談に行く

私の場合は江東区民なので、江東区福祉事務所の保護第一課へと行った。
申請にあったって必要な書類がとにかく色々とあるので、初回から申請書類を揃えていくよりも、まずは事前相談には行ったほうがのちのちスムーズだと思われる。

▼江東区の特設ページ

★申込書類も事前相談の際にもらえたのでコンビニで印刷する必要なし

②必要書類の調達

これがとにかく沢山ある。
江東区だとざっとこんな感じ↓

 1. 申請書(生活困窮者住居確保給付金支給申請書)(PDF:123KB)(別ウィンドウで開きます)

  2. 確認書(住居確保給付金申請時確認書)(両面印刷)(PDF:144KB)(別ウィンドウで開きます)

  3. 就業機会の減少に関する申立書(必要な方のみ)(PDF:79KB)(別ウィンドウで開きます)

  4. 入居住宅に関する状況通知書(3ページ)(PDF:148KB)(別ウィンドウで開きます)

  5.【記入例】生活困窮者住居確保給付金支給申請書(就業機会の減少等)(PDF:182KB)(別ウィンドウで開きます)

  6.【記入例】生活困窮者住居確保給付金支給申請書(離職廃業等)(PDF:177KB)(別ウィンドウで開きます)

  7.【記入例】住居確保給付金申請時確認書(両面印刷)(PDF:165KB)(別ウィンドウで開きます)

  8.【記入例】≪要 不動産店の記入・印鑑≫入居住宅に関する状況通知書(3ページ)(PDF:221KB)(別ウィンドウで開きます)

特に曲者なのが、この2つ

4. 入居住宅に関する状況通知書(3ページ)(PDF:148KB)(別ウィンドウで開きます

これは不動産の管理会社もしくは大家の印鑑が必要なのでひと手間かかる。
私は管理会社から直家を借りているので、求職活動中で仕事が見つかるまで行政の援助を受けたい旨を丁寧に伝えて書類の記入を依頼した。(信頼をなくしたくないので)
※めったにないと思うが、失職した時点で賃貸の契約解除という契約になっていないかは念の為確認することをおすすめする
不動産会社にとってもあるあるなのか、意外にスムーズに手続きしてくれた。

そしてもう一つ、

これはハローワークに出向いて手続きする必要があり、ひと手間かかる。

③書類が揃ったら再び福祉事務所へ

すべての書類の準備が完了したら、また福祉事務所で面談を行う。
私の場合は事前相談にいった時に対応したくれた方が担当というかたちで色々と世話を焼いてくれ、面談も対応してくれた。
このタイミングの面談では書類の確認と離職してから〜現在の状況、求職活動をする気はあるのか、といったことを質問され、約1時間ほどで終了した。
福祉事務所、いつも窓口にいるおじさんはぶっきらぼうでこわいが、この担当の方はほんとうに優しい女性だ。

書類が揃ったら審査をして、そこで初めて補助が受けられるのかが決定する。けっこう道は長い。

④審査通過後

無事審査に通過して給付を受けられることになったら、地域にはよるが月1の自立相談員との面談、ハローワークでの面談等がある。
今審査中なので、審査に通過したら追記したい。

それにしても、窮地に立たされている人向けの公的なサポートというのはほんとうに充実している。もっと知られてほしい…。

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