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購入したマイホームが 本当に「自分のもの」になるのは いつなのか?

「引き渡し日」とは・・・
私たち建築会社からお施主様に家そのもの
そしてそのシンボルとしての「鍵」をお渡しする日

同時に施主様からは最終金(竣工時金)を頂戴します

その瞬間に私たちが建築中の現場(建物)に掛けていた
保険は効力を失います 万が一の工事中の火災や事故に
備えていた保険です

その代わり その日から施主様には新居に
火災保険・地震保険を必ず掛けて頂きます

「引き渡し日」を境に その家を使う(その家に住む)
「権利」はもちろん その家を維持管理していく
「義務」が建築会社から施主様に移るという訳です

では この「引き渡し日」をもって
本当にその家はお施主様の完全な所有物になったのか?

その場合もあるし そうでない場合もあります

勘の鋭い方はきっとお気付きですね  

そう・・・住宅ローンを使わず「現金」で建てたのか?
住宅ローンを利用して建てたか?によります

もちろん住宅ローンを利用するか否かに関わらず
「所有権」は施主様が持ちますが

住宅ローンを利用する場合 金融機関が
家に「抵当権」を付けます

とても簡単にいえば 金融機関が担保として
借金のカタに取っているので  施主様は自分の家とはいえ
勝手に売ったりすることはできません
だから完全な所有物でないという訳です

これを以て
「住宅ローンの返済が終わるまではマイホームとは言えない」
とか
「本当の意味で自分の家になるのは35年後です」
なんて揶揄する専門家もいます

たしかに正確に言えば そうなのかもしれませんが
無理の無い安全な返済額の範囲内で

計画的に組んだ住宅ローンは悪い物ではありません

現金を貯めてからでないと家を持てないなら
ほとんどのご家族は子育てはマイホームでは
行なえないですからね


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