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キウイの種って花火みたい

僕らの青春は日めくりのカレンダー。
襟と袖の窮屈さの肌に馴染む頃には、
もう月項の暦に流されてしまっていたり。

夏明けの蝉のような声で湿気た線香花火のよう、木枯れかけた新芽は花をつける。

あの日の夢はなんだったかな、
誰にも話していないから覚えていないけど。

僕らは今日もなにかを待っている。

時間ってやつは戻ったり止まったりしない
ただ前に進むだけだと彼は謳っていた。

きっと彼が今も笑えていたのなら、
人が素通りする路上ライブとグラスの氷
きっと響くことはなかった。

皮肉にも響いてしまった

僕らの瞳はガラスのビー玉みたいに
曖昧に光を溶かして輝いてしまうけれど
それでも美しさは泥にまみれて
こっちをみて視線を逸らしてる

そんな気がした

今日はここまで、ではまた。
夏もがんばりましょ

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