7/9 CPIについて

こんばんは、アトレです。
今週１１日（木曜）に控えるCPIについて解説します。今回は大変ユニークな予想結果となりました。

CPI総合値は私含めて全ての予想が3.1%台（私の予想は四捨五入されて3.2%にはなりますが）。
４月：3.5% → 5月：3.4％ →6月：3.3%と来ていたので堅調な下げが予想されております。しかし一方でコアの数値の方はバラバラの予想となりました。

四捨五入の結果、総合は3.2%、コアも3.2%を予想します

コアは4月：3.8% → 5月：3.6% → 6月：3.4%と来ておりハイペースでの下落が続いておりました。私の予想は3.2％なので順調な下落、アナリスト予想は3.4%なので下落が一旦止まる予想となっております。

それを踏まえてCPIの総合とコアの推移をグラフ化しました。総合値の方がやや先行して動く傾向があり、今月はついに両者が並びそうな勢いです。今後、ここから更にインフレが低下できるかがポイントになります。ここから落ちないようであれば、高金利が長引き、経済にダメージが蓄積して何らかの経済ショックに繋がり易くなるためです。

次に、ＣＰＩの先行指標になるＰＰＩ（生産者物価指数）を見てみると、今年初めから上昇しているのが分かります。生産者が製造した物を消費者が購入するので時間軸のズレは当たり前なのですが、ＰＰＩが下がっていない以上、今後のＣＰＩがどんどん下がるストーリーは考えにくいかもしれません。