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スキルと機会 その3

会社員の副業について考えてみましょう。

 実は、「副業」の定義は法律で厳密に定められているものではありません。一般的に、会社員のように、本業を持つ人がそれ以外の仕事で収入を得ることが「副業」です。
 
なお、総務省は副業について「主な仕事以外に就いている仕事」と定義し、中小企業庁も「一般的に、収入を得るために携わる本業以外の仕事」と説明しています。

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 K氏は会社勤めの傍らに得意のプログラムスキルを活かして家計簿アプリを作りました。アプリ販売サイトに登録したところ、これは便利だという評価が広がり幸運にも100万円ほどの収入を得ることができました。これは一般的に副業です。
 一方でJ氏も得意のプログラムスキルを活かして家計簿アプリを作り、アプリ販売サイトに登録しましたが、全然反応がなく売上はありません。J氏はアプリをどんどん改良したり、宣伝用のWebページを作ったり、チラシを作って配ったりと大忙しに働きますが、やり方が上手くないのでしょうか機会がないのでしょうか1年働き続けましたが、売上は0円のままです(トホホ)。これは一般的にはなんなのでしょう? 収入がないので副業ではなさそうです。

 従業員の副業を禁止する企業も多いようです。副業に費やす労働力が余っているなら本業に割り当てて欲しい、本業をおろそかにしないで欲しいという意図のものです。従業員が証券や不動産や特許権や著作権からの不労所得を得ることを制限することはできません。

 従業員の中には「副業を認めてくれ」と主張する方がいます。事情は千差万別ですが、一つのパターンでは、自分で勘違いして収入を得るようなことをしてはダメだと制限しているケースがあります。収入を得る宛てがあるだけ立派なものです。やったら良いと思います。
 別のパターンでは、今の仕事をフルタイムでやりたくない(が今の仕事から少しは収入を得たい)というケースがあります。特に独身層からは給料半分でいいから週3日だけで働かせてくれという要望が少なからずあります。使用者側はもちろんそんな条件で雇用できるわけもなく、フルタイムで働かせたい意向があります。そこに折り合いがつかなくて優秀な人材が会社を辞めていくケースもあるでしょう。

副業について考えるJ氏とK氏 ?

 K氏はアプリ販売で得た収入とそこで獲得した知名度を活かして、空を飛ぶスキルを使った宅配便の副業を始めて、落ち込んだりすることもあるけれど上手くやっているようです。
 一方でJ氏は天才的な発想力を活かして無尽蔵に電力を生み出す不思議な装置を発明しました。この装置があれば電気代を払うことなく家中の家電が動かせます。J氏はこの素晴らしい発明をあちこちにセールスしたり、チラシを配ったりしましたが、やっぱりやり方が下手っぴなのか言葉が人に通じにゃいのか、一台も売れません。

 一体、J氏は何をやっているのでしょう、、、
 やがてJ氏は達観します。収入も幸福も機会に過ぎない。機会は運命で定まっているのだろう。
 ここで学ぶことは、副業と呼ばれる狭いアプローチにこだわりすぎないこと。K氏と同じ行動をしても同じ結果にはなりません。自分の運命線、自分にとっての最良の機会とは何かを知ること。最良の機会が少年時代に来るか、晩年に来るかは鑑定師を雇えばある程度は知ることができます。
 私も四柱推命のスキルがありますので、もしよろしければご依頼ください。


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