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鉄人は健在、ベルンハルト・ランガーがチャンピオンズツアー最終戦優勝

 チャンピオンズツアーの鉄人、今年も健在でした。
 チャンピオンズツアー(米男子シニアプロゴルフツアー)最終戦、チャールズシュワブカップがテキサス州・フェニックスCC(Par71)で行われ、67歳のベルンハルト・ランガーが最終日8バーディー3ボギーの5アンダーで回り、トータル18アンダーで2位のリチャード・グリーンとスティーブン・エイガーに1打差をつけ、遅ればせながら今季初優勝を18年連続そしてチャンピオンズツアー史上最多の通算47勝目、さらに最年長優勝という熨斗をつけて飾りました。


〇今年序盤にアキレス腱断裂

 今年の序盤、フロリダでトレーニングをしていた際にアキレス腱を断裂。今年で最後と決めていたマスターズの出場を取りやめてしまう事態に。
 マスターズ”卒業”を来年に延期せざるを得なくなってしまいました。
 そこから3か月半治療とリハビリに励み、夏場に戦線復帰。
 母国で開催されたDPワールドツアー・BMWインターナショナルオープンにも出場。これが最後の出場と決めていたランガーは、2日間であったもののファンの声援に答え続けました。

〇チャンピオンズツアーデビューから18年、優勝しなかった年は1度もなし

 2007年に50歳の誕生日を迎え、これまでのレギュラーツアーからチャンピオンズツアーに戦いの場を移すと、いきなり1勝を挙げました。
 ここからチャンピオンズツアーにおけるランガーの快進撃がスタート。
 2010年に年間チャンピオン・チャールズシュワッブカップを初めて獲得し、これまで6回獲得。
 シニアのメジャーもカウリグ・カンパニー選手権(シニアプレーヤーズ選手権)に3度、ザ・トラディションに2度、全米シニアオープンに2度、全米プロシニアゴルフ選手権に1度、全英シニアオープンに4度、メジャー5大会で計12度優勝。
 そして選ばれた選手しか出られない最終戦のチャールズシュワブ選手権に今年初優勝して、18年間連続で1勝以上の記録を更新しました。 
 これまで獲得してきた賞金総額は3700万ドル(約55億円)を超え、勿論チャンピオンズツアー1位です。
 来年50歳を迎えるタイガーでも、ランガーが打ち立て続けたすべての記録を超えるのは至難の業でしょう。
 まだまだランガーは衰えることを知りません。

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