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”熱い”プレーオフ第2戦・BMW選手権

 PGAツアープレーオフシリーズ第2戦、BMW選手権が今週デンバーで開催されますが、この試合も”熱いもの”があります。


〇ツアー選手権出場30選手決定

 まずはツアー選手権に出られる30選手が決定すること。今週出場しているフェデックスカップ31位以下にいる選手20人は何としても好成績を収めたいです。
 現在30位のデニー・マッカーシーと31位のトミー・フリートウッドのポイント差はわずか3。ここは最終日最後の1打まで逆転があるため気が気でない状況です。
 そしてフェデックスカップポイントも通常の4倍設定ということで、50位のキーガン・ブラッドリーも9位内に入れば状況次第でツアー選手権に出られます。
 先週のセントジュードでトップ10(5位)に入り、フェデックスカップ48位に滑り込んだニック・ダンラップ。今週もしトップ5位に入りツアー選手権出場となれば、マチュー・パヴォンとのルーキーオブザイヤー争いも更に白熱しそうです。
 41位のアダム・スコットもトップ10に入り来年4つのメジャー出場権を獲得すれば、メジャー連続100試合出場に大きく近づけます。
 マット・フィッツパトリック(36位)、ウィル・ザラトリス(37位)、キャメロン・ヤング(39位)もこのままシーズン終了という訳にはいかないでしょう。

〇ツアー選手権の”ビックアドバンテージ”は誰か

 BMW選手権終了時のフェデックスカップランキングが1位の選手は、ハンディキャップ制があるツアー選手権で10アンダーからスタートすることができます。2位は8アンダーからスタートで、2打ハンディがあります。
 プレーオフが始まる前まではスコッティ・シェフラーが、2位ザンダー・シャフリーに2000ポイント近い差があり、第1戦のセントジュードでシャフリーがシェフラーを追い越すことができなければシェフラーの1位が確定していました。
 ところがシャフリーが2位タイ(2人)、シェフラーが4位でポイント差が1500ポイントになり、BMW選手権に持ち越しとなりました。
 シェフラー優位は変わりませんが、シャフリーがもし優勝しシェフラーが単独4位より下の順位ならば(複数人の4位タイを含む)シャフリーの1位が確定し、”ビックアドバンテージ”を得られます。
 シャフリーのモチベーションがアップする案件です。

 いろいろな思惑があるBMW選手権、果たしてどうなりますか?


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