「母に捧げる僕たちのアリア」

https://fansvoice.jp/2022/03/25/my-brothers-and-i-release/

南仏の貧しい家族、兄弟のストーリー

作品として
ストーリーの良さに加えポイントが多くある。
・兄弟それぞれの立場や性格の表し方
・貧しい中でも生活していく現実感
・さりげない演出から醸し出される作品全体の空気感
等々

ただし、彼らのこの貧しさは
はたして移民や難民だからなのか
そうではなく、なんで貧しいのかは日本人の知識や感覚では読み取れないのが個人的に悔しい。
それが分かればさらに深いフランスの抱える問題までたどり着けるのかな?と。

で、もし可能なら注文がある。
出来ればもう少し、主人公の成功ストーリーに持っていければ、なんて。アカデミー作品のコーダとまではいかないが。
歌も正直、あまりうまくないレベルのままでストーリーは終わっている。
が、逆に
このレベルで終わって、主人公がまた生きるための生活に戻る、ところに
監督は的を絞ったのかとも、想像するが。

でも、でも、
個人的希望として
仮に、この後の主人公がオペラ歌手として大成する(もしくは屈する)姿を描いた
続編が見たい!

2022年6月公開

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