「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』公式サイト (louis-wain.jp)
https://louis-wain.jp/

19世紀末から20世紀に猫のイラストで爆発的な人気を博した実在のルイス・ウェインの物語。
夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者だともいわれている、とのこと。
確かに漱石が留学していた時期と重なる。
当時の身分社会、自身の精神的問題など
問題が取り巻く中で猫のイラストを描く人物の人生ドラマ。
この作品に限らず、ビクトリア朝時代を描くイギリス映画やTVドラマには
英国のプライドが満ちていてその描写のこだわりが素晴らしい。惹かれる。

ルイス・ウェインを演じる
ベネディクト・カンバーバッチは
それこそ、ビクトリア朝を舞台としたTVドラマの「シャーロック」でホームズを演じて2014年にエミー賞を得ているし
本作はズバリのキャスティングじゃないかな。
また実在の天才数学者を描き2014年のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才学者の秘密」で演技力はお墨付きだ。
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
https://eiga.com/movie/80082/

監督のウィル・シャープは
8歳まで日本で育った若き日系イギリス人ということで、ひいき目じゃないけれど、期待。
カズオ・イシグロを思い出した。。。

そして、そして
僕が最も惹かれたのが
なんと!エンドロールです。
ウェインが実際に描いた猫のイラストが
エンドロールに合わせて、登場、登場
かわいいのなんのって、猫好きではない(大の犬好き)僕でも見入ってしまった。

2022年12月1日 公開

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