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「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

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「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー…
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2018年7月の記事一覧

現代における、“心豊か”な「収入スタイル」。デザイナーを続けるために。

先日、3歳の息子といっしょに、馬喰横山にあるパン屋でクリームパンを買い、ベンチでほおばった。家につくと息子が、照れながら、しかし、はっきりと「将来、パン屋になりたい」って言った。小さな紙袋を頭にのっけて、コックさん! とかやっていた。 とても嬉しかった。 自分が子どもの時って、“将来、なにになりたい?”って聞かれてから、はじめて、無理やり答えをひねり出していた。自ら、なりたいものを宣言するって、周りの目を気にしがちな世の中で、とても勇気のいることだと思う。 けれども、ん

「効果的な“影響力”」とはなんだろう? 平成最後の夏。ホットパンツと色と亀頭。

恵比寿、中目黒。活気づく。解放感からか、表情に勢いがある。圧と欲とメリハリ。波にうまくのる。ホットでクール、クールでホット。その差を生かそうじゃあないか。夏ゆえ。 そして、ホットパンツの登場だ。 見せたいのか、隠したいのか。あのどっちだかよくわかんないのがいいよね。もーなんなの! って。 根元も大事だけど、それに辿り着くまでの足。サクセスロード。やっぱ、道があってのチェッカーフラッグってもんでしょ。むきだしだよ。肌色。うぇいよー! ------------ そう言う

「SHIBUYA109ロゴ_応募作全案」の公開。振り返っての“気づき”。渋谷カルチャー、発信の移行。

こんにちは、こんばんは、おはようございます。アートディレクター、グラフィックデザイナーの永井弘人です。 渋谷の顔、「SHIBUYA109」。カルチャー、ファッションの聖地ともいえる、「SHIBUYA109」。先日、「『SHIBUYA109』ロゴコンテスト」公募の最終候補4案が決まりましたね。 じ・つ・は、この「『SHIBUYA109』ロゴ」、かねこあみと共同制作で、“つなぐよ”として、応募していたんですよ! --- な・ん・と、最終候補には残らなかったのですが(なんじ

「『デザイナーではない人』にデザインを伝える本」の紹介。“人生に影響を与えた”書籍と文章たち、5選。“強いワード”とは?

「本」とか「文章」の話しをしよう。私の仕事、メインで“グラフィック・平面媒体・ビジュアライズ”のデザインをやってるもんだから、言葉は二の次? あほぅ! トップバッター、ワードさん。お次はコンセプト。“コンセプトを形にして”ってのがデザインです。 なので、「強いワード」、「強い言語化」ができるか? ってとこが、「強いデザイン」つくれるかってとこにつながってくるんですよ。 ……と、いうわけで、「私がデザイナーになる、重要な血肉となった本」を紹介しましょう。“デザイン関係”の本