料理とデザイナーズコンボの話
デザイナーズコンボとは、クリエイターによって「こういう組み合わせで使ってね!」という意図で作られたコンボです。ナルトでいう金角と銀角が使った忍具みたいなイメージです。
デザイナーズコンボはよくTCG業界で使用される言葉ですが、本日は料理と絡めて話していきます。
料理におけるデザイナーズコンボ
カツ定食をイメージしましょう。眼前には白米・味噌汁・ロースカツ・キャベツの千切り・お漬け物が広がります。皆さんはどう食べますか?
和食のマナー的には味噌汁から食べるのが作法らしいです。なんでも箸を暖めることでご飯粒がつかないからだとか。
また野菜から食べ始める「ベジタブルファースト」がありますね。血糖値の急上昇を抑える効果があるみたいです。
もしくは一品を食べきってから次に進む人も居るでしょう。他の味に邪魔されずその一品を味わえるので、味に集中したい人はこの食べ方なのでしょうか。
ただ、これらは全て食事をとる側の都合です。そこでふと食事を提供する側、つまり料理人側を考えました。
料理人は何を思ってカツ定食にカツ以外を添えるのでしょうか。
カツ定食にキャベツ等を添える理由
Google先生曰く、キャベツに含まれる栄養素がカツの体への消化や吸収を助ける効果があるそうです。つまり胃もたれ防止などの効果があるわけです。
なるほどなぁ~と思いつつ、なんか腑に落ちませんね。本当にそれだけ?と思って色々調べました。
色々調べた結果、栄養素以外の明確な理由は見つかりませんでした。残念。
ということで、勝手ながら理由を考えました。
やはりキャベツの恩恵としては、口の中をリセットさせることだと思います。カツのみでは口の中がくどくなってしまうため、キャベツで相殺するわけです。同様に漬け物もそうだと考えられます。ただ、漬け物は塩分が強くカツにも負けない主張があるため、カツ→漬け物→カツというよりは、カツ→漬け物→白飯というコンボになりそうです。
(全然関係ない話ですが、食事する側が満足する最適経路とか考えるの楽しそうですね)
なので、キャベツはカツと組み合わせることを想定した料理人のデザイナーズコンボであると考えます。まぁ明確なソースは無いのですが、デザイナーズコンボってソースないので、勝手にそう思っておきます。
寿司とか焼き鳥とか
デザイナーズコンボとはやや離れますが、順番に提供される料理には、その順番に意味があります。
例えば一人前のお寿司の場合、一般的に味が淡泊なネタから濃いネタを提供されます。これは、先に味が濃いネタを食べてしまうと、後のネタの味が薄れてしまうからです。将太の寿司で学びました。
焼き鳥の場合、根元の方は塩味が濃いめで、上側は一口目の食感を重視するなどの工夫があるそうです。なんかで見ました。
これを踏まえると、同時に提供される料理にも、食べる組み合わせがあって然るべきではないでしょうか。
好きに食べればいいじゃない
まぁデザイナーズコンボがあるからといって、絶対その通りに食べなきゃいけないワケでは無いです。自分が好きに食べることが一番でしょう。
ただ、料理人の意図を汲み取ることで、食事がちょっと楽しくなるのではないでしょうか。
最後に
料理とデザイナーズコンボの話でした。迷走した感が否めませんが、なんとなく伝わって頂ければ幸いです。
ちなみにこれを書こうと思ったきっかけは、カレーライスの福神漬けが美味しかったからです。
ではではー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?