選択肢が全て誤りの話

本日は選択肢が全て誤りの話です。難癖みたいな話ですが、ちゃんと結論を出すことが出来たので、ぜひ最後までお読みください。

経緯

問題集を解いていたらとある問題に遭遇しました。

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★★★のことについて、誤っている説明を選べ。
A. ○○○である。
B. △△△である。
C. ▢▢▢である。
D. 全て誤っている。

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ちなみに正解はAです。まぁBでもCでもいいのですが、話のキモは別にあります。

それはA以外が正しい時点でDも誤りであるということです。

例えば、Aが誤りの場合、BとCは正しいです。その場合、全て誤りであることが誤りであり、結果的にDも誤りとなります。

自分でも屁理屈だなぁと感じますが、これについて納得のいく考えを自分の中で出したいと思います。

「説明」がDに適用されていない

問題文に掲げられる「説明」とは、つまり「★★★」についての説明です。これに対し、回答のA~Cは説明であるものの、Dは説明ではありません。そのため、「誤っている説明」の対象にDは入っておらず、A~Cのいずれかが正しい場合に誤りである説明に見なされないのです。

しかしこの考えは仮にA~Cが全て正しい説明である場合を考慮できず、却下されます。なぜならA~Cが全て正しい場合、Dを説明と見なして選ぶほかありませんから。

「全て」がAllという意味ではない

集合論的な考えに基づくと、全ては全集合を指します。ただし本問題は別に集合でなければ数学的な要素もありません。+演算子や×演算子を、ORやANDと読まないのと一緒ですね。

とはいえ流石に「全て」を「一部」と読み替えることは難しいです。問題文が「誤っている説明を全て選べ」の場合はAとDを選んで解決だったのですが・・・。

答えを知る前は誤りとカウントされない

Aが答えと判明するまで、Dが誤りであることは保証されません。つまり、Aが誤りと判定された瞬間Dが誤りとなるため、選択肢から選ぶ時点でDはまだ誤りではないのです。

これは例えば、右が判明したから左が判明する、北が判明したから南が判明する、といった具合です。

つまり、答えを知った状態は選択肢を選ぶフェーズの後になるため、他の選択肢を誤りと選択することが出来ないのです。

個人的にはこれが一番納得しており、理論を出した自分を自画自賛したくなってます。

最後に

選択肢が全て誤りの話でした。個人的には納得して満足しましたが、理論の穴があればぜひ指摘してください。

また他にこんな解釈があるよ~という方が居れば、是非コメントお願いします。

そういえば選択肢を選ぶのって、人生で多くあると思います。小さなことから人生を左右する大きなことまで、人は常に選択を迫られます。辛いですね。

そんな時自分は、「どちらも誤っている」と思うようにしています。

なぜなら、どちらかを選んだ時点で、選んでない選択肢を選んだ人生は経験できないからです。なので「どちらかが正解」というのは、どちらとも選んだ場合にしか分からず、片方しか選べない一回の人生では判断しようがありません。

それに、人生間違ってなんぼなので、間違いを楽しんでいきましょう。

まぁ理想を言えば「どちらも正解」となる選択肢に出会うことですね。


ではではー


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