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不妊治療について

不妊治療についてと言うとおこがましいかもしれない。X(旧Twitter)にて多くの女性が不妊に関して悩んでいる事実を目の当たりにして、私なんてまだまだという気持ちになる。

初めて専門クリニックに行ったのは昨年10月。特に狙っていなかった2022年末の自然妊娠からの繋留流産と、その直後の化学流産を経て、またすぐに妊娠すると思っていた。そこから自己流タイミングで妊活を続け、およそ半年経った。正直なところまだ不妊と呼ぶほどではないと思っているけれど、37歳という年齢を考えた時、行動するなら早い方がいい。とっくに高齢出産の年齢に入っているため、クリニック通いを始めることは、すでに早くないのもわかっていたけど、また妊娠するだろうと言う気持ちがそれを遠ざけていた。

そして迎えた初診。受付にずらっと並ぶ列。でも、Xで得た事前情報やクリニックのウェブサイトから想像していたからそんなに驚かなかった。予約制なので、もちろん予約して行ったけれど、呼ばれるまでには1時間半ほどかかり、医師と話したのは5分ほどだったろうか。年齢による妊娠の確率や、不妊治療の保険適応の条件について説明があり、治療方針の希望を聞かれた。特に希望はなかったので、そのまま希望がない旨を伝えると、タイミング法からスタートすることになった。その日は感染症などの検査用に採血をして、次回の生理が始まったら3日目に来てくださいと言われ、終了。

その周期は、病院通いはなかったので、初めて排卵日検査薬を使ってみた。これは、LH(黄体形成ホルモン)サージという排卵の直前にLHが大量に分泌されるタイミングを調べて、排卵に合わせて性行為をしてタイミングを図るためのもの。卵子が受精できるタイミングは排卵後24時間ほどしかないらしい。このタイミングに合わせて受精できるように、性行為をして排卵前に膣内で精子が待ち構えている状態を作ることが理想なのだ。精子の寿命は平均2-3日、長ければ1週間くらいのため、排卵の数日前から1日おきくらいで性行為をしていればタイミングは取れているというわけだ。

10月の周期で排卵日検査薬が陽性になったのは一日だけだった。それまでずっと陰性が続いていて、その日の朝初めて陽性が確認できたけど、夜にもう一度試したら陰性になっていた。その前後でしっかりタイミングは取れていたけれど、月が変わり予定通りに生理が来て、いよいよ不妊治療クリニック通いを始めることとなった。

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