2021年から2022年へ
12月。初めての雪山に挑戦しに、仕事納めの翌日から長野へ。雪山に本格的に挑戦する気になれなくて、ブーツやアイゼンはレンタルした。2泊3日で12000円、返却も楽ちんだったし、便利だった。
しかし、慣れない靴なのに、靴下のチョイスや履き方も適当にやり過ごしてしまったせいか、初日から靴擦れを引き起こし、かなり苦戦させられた。天候の影響もあって途中退散となったため、大晦日に帰ってくる予定が1日早まって30日に帰宅。実家へ行こうかとも考えていたけれど、一度自分の家に帰った。年を越えるからって特別なことをする必要なんてないのだから、大晦日だろうと本当は自分の家に帰る方が楽なのだが、割と寂しいと思う気持ちがあったり、一年の節目を意識する自分がいる。
そんなわけで迎えた2021年最後の1日。目覚めたら、慣れない雪山歩きによる全身の筋肉痛。一通り片付けを済ませた後、出かけたくなって渋谷へ。この日は東京も雪がぱらつくほどの寒さだった。お年玉用のポチ袋を買ったり、プレゼントなどを買って久々のデパートショッピングを楽しむ。同時にそこそこの人混みと、プレゼントを考えることに労力を奪われて疲労する。夕方前には家に戻って、急いで身支度をして、実家へ向かう。大掃除なんてほぼしていない。
お節料理作りは全く手伝うことなしに、夕食の準備を少し手伝いながら母との何気ない会話。我が家の年越しは鍋と決まっている。そして定番の紅白歌合戦。何気なく過ぎていく日常は愛おしく、ありがたいものだとこの歳になるとわかる。地元の友達と毎年のように行っていた年越し後の初詣は、コロナやら友人の結婚やらでもう行くことはないのだろう。変わらないもの、変わっていくものどちらも大切だと思う。
わざと少し遅めに起きる元旦。眩しいほどの光が注ぎ込む実家のリビング。当たり前のようにお雑煮を食べて、私の人生においてなくてはならないものとなっているランニングへ出る。昨年と同じコース。私が実家に住んでいた頃よく走っていたコースの一つ。雪山登山の際に負った靴擦れはなかなかひどく、膿を出しまくっていて、テーピングをしていても痛いくらいだったからとてもゆっくり走った。我慢できる痛みではあったし、履いていた靴が影響を及ぼしていたわけでもないから、ところどころでスピードをあげたりはしたけれど。SNSの投稿など最低限の仕事をして、ゆるりと過ごした。
兄や姉家族は3日に来るとのことだったので、一旦自分の家に帰る。地域の氏神様へ初詣。走っていたら、たまに参加させてもらってるチームのイベントランに遭遇。でもそこにいたメンバーは誰も知らなかったので、声は一切かけていない。当選したマクドナルドの福袋を取りに渋谷へ行って、その足で再び実家へ。姉家族がすでに到着していた。兄家族が昼過ぎに合流して、正月らしくご飯を食べて遊ぶ。お年玉も無事に渡す。実家に飾ってある写真を見た甥が結婚式に出たいって言ってて、義姉がちらっと話をふってきた。いや、私だって結婚したい。家族は誰もそんな話を私にはふってこない。多分結婚しないのかなとは思われていると思うけど、結婚しなくても大丈夫とも思われてるし、私の好きにすればいいと思っているのだと思う。恋愛経験は少ないし、家族にそういう話をしたこともなければ、彼氏どうこうの素振りを見せたこともない。
翌日はいとことおばさんが来る予定だったからそのまま実家に泊まって、朝はまた走りに行った。実家周りのコースには思い出がある。この区間になると全力で走ってたなとか思い出しながら走る。新年だしと思って、新しいアプリを一つ登録。初めて課金した。婚活始めて2年。まるで進展していないので、違うことをしないとなという気持ちだった。その2年の間にも他のアプリ追加したり、一度アカウント消して再登録したり、twitter婚活ハッシュタグつけてツイートしたり、行動はしていたけど、ちゃんと課金したのは初めてだった。半年の契約にして、見つからなかったら相談所も検討する、そんな気持ちだった。
その日は食事したあと兄家族と途中まで一緒に帰った。一人の家に戻るのはやはり寂しくて、翌日からの仕事を少し憂鬱に感じたり。
1月の3連休
Billsの株主優待を使いに七里ヶ浜へ。今度一緒に沖縄へ行く予定の友人と二人で。昼から一日鎌倉デートして、良い時間を過ごせた。長年の友人だからお互い気心が知れている。もちろん知らないこともいっぱいあるけど、そう簡単に友情が途切れたりすることはないだろうね。そのくらい私は彼女を信頼している。
三連休の間に正月にインストールしたアプリ経由で一人会ったけど、正直会う前から違うだろうなって気はしていて、案の定そんな感じで終わった。話せるけど大して楽しくもなく、無理だろうなと思っていた。お互い脈なしな感じだったけど、普通にご馳走してくれた。その後すぐに帰るか、どこか他の場所へ行くかという話になったけど、帰るべきだろと思っていた。あそこで次を仄めかす気持ちは何なんだろう。でも結局どこへも行かずに解散した。過去にも脈なさそうな感じ+割り勘なのに、社交辞令っぽくないこと言ってきて、よくわかんない人もいたし、婚活はやはり大変だよ。
1月13日
ボスの誘いで新松田からの峠走ルート。金太郎ラインなる道路を目指し、そこを登りきっての一路箱根へ。箱根の寒さをなめていた。途中足の感覚が麻痺して、ランニングパンツが足に当たる感覚がなくなった。一人だったら絶対歩いていた、サボっていたであろう道を、下り基調を糧にとにかく走り続けて辿り着いた箱根湯本。温泉は気持ちよく、いつもの中華も楽しく、最後はロマンスカーとご機嫌な1日だった。
ナイトラン
金曜の夜に池袋で待ち合わせ。そこから大江戸小江戸ランという大会のための試走をする。真冬の夜は都心でも寒い。最初は意気揚々と走り出しても、途中からは眠気と寒さに襲われて口数が少なくなっていく。霞ヶ関や法務省のあたりのタクシーの行列は圧巻だった。お役所が並ぶコンビニがまるで見当たらないエリアを抜けての丸の内の大きなセブンイレブンで生き返る。途中、一人が体調を崩し、そこからは休みを取る間隔も増える。24時間コンビニが開いていることのありがたさよ。予定を短縮しての上野ゴール。朝5時を過ぎると空いている店も増えてくる。富士そばで食事をして、ファーストフード店で暖をとって、銭湯が開くのを待った。銭湯は朝から賑わっていて、深夜営業明けの若い人や、地元民であろうおばあさんたちで溢れかえる。最後は24時間やっている飲み屋にて、打ち上げ。朝の光が眩しい。こんなこと滅多にしないけど、嫌いじゃない。飲み明かしたわけじゃなく、夜通し走っての朝打ち上げ。こんな風に過ごせる仲間がいることは、幸せなことだと思う。その日は、朝10時とかに家に帰って、すぐに寝て、ほぼ寝て過ごしてしまったけど、一緒に走ったメンバーはその後も活動的に動いていたり。みんな私より年上だけど、体力も気力も凄い。
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