キャンバスの空

電車から眺めた
空のキャンバス

女神が何かに
助けを求む
その手の先には
掴めそうで掴めぬ
夢がひとつ

時が過ぎれば
女神は幻に
あれほど求めた
遥かな夢も
すべてが幻に変わりゆく

それが空のキャンバス
海か空か その間にある
それが空のキャンバス

山の麓は見えないけれど
空と山の"地平線"に
海が生まれる

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