シアワセ-月と月の語り言-

シアワセ
よく分からないけど ずっと捜してる
何処に捨て置いたのか 出会ってすらいないのか

死と併せて生きるから 幸せだって思えるんだ
死ぬことが普通だって考えてみて?
ほら、幸せは直ぐ目の前にある

小さな言葉を紡ぎながら
一言ひと言 色を確かめて
小さい頃の言葉を留めて
今ひと旅の憩いを愉しもう

シアワセ
想いを書き残したあの子は
流れ星になって去ったんだ
言葉に色を乗せて 詠いながら

ひとつの笑顔はひとつの花
みんなの笑顔はたくさんの花
掌から溢れる 心のしずく

小さな言葉を紡ぎながら
明日を願って 叫んでたんだ
「明日も私に逢いたい」って
今思うのは 一期一会

何処にも応えが見つからなくて
ヒトは唯々生きてるだけ って
独り善がりの言葉は音だけで
歌になんかならなかった
出来なかった

流されて毎度 意味の無い音を
書いて 呼んで 視て 堕ちて
気紛れに闇夜をうつろひ歩く
逃げても光に抜かれる夜を…

小さな言葉を紡ぎながら
シアワセって何だろう?って探してた
直ぐ隣には月(つぎ)の響きが
明日へ光を繋ぎゆく

死ぬ事が普通だって考えてみて
ほら、この全てが幸せなんだ

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