あの空の向こうで

少し遠い
入道雲
真上にあっても
手を思い切り
伸ばしても
絶対に届くわけない
あの空の雲

誰かに会いたくても
離れ離れになったら
二度と同じ雲は
一緒に見れない
雲は月とは違うから
自然は追いかけてくれない

太陽みたいに
どこでも照らして
くれもしない
雲が僕らを
避けるんだ
そんなの嘘で
自然に刃向かう
僕ら人間

あの空の向こうで
どんな命が
生きてるんだろう
あの空の向こうには
どんな景色が
広がっているんだろう

風よ 時よ
この地に生きる命よ
すべてに願う
すべてを愛せよと
心だけは
空を越えて
つながれるようにと

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