星-奇跡-

氷のかけらは痛いけど
星の雫なら痛くない
突き刺すような水晶の破片は
深い海に沈んでゆく

明るさがあるから暗さがある
過去があるから未来がある
誰かがいるから僕がいる
空があるなら海もある

海と空を翔ける流れ星
緑の灯が僕を誘う
海と空の間の街へ

夜空が無くした星はみな
朝の雫に変わってゆく
雨とは夜空の星のこと
僕は奇跡を見ているんだ


星とは誰かの落とし物
誰のものかはわからない
僕が持ってた涙の雫も
夜の間に無くなっていた

心を繋ぐ星座の糸
紅い瞳は君を見つめる
街への道は今、拓かれた

僕らが探した星はみな
朝の雫に変わっていた
雨とは夜空の星のこと
僕は奇跡を見ているんだ


幸せかい?楽しいかい?
今 見えなくて困るより
いつか見える日を待てばいい


夜空が無くした星はみな
朝の雫に変わってゆく
雨とは夜空の星のこと
僕は奇跡を見ているんだ

奇跡は誰にも起こらない
だから人は奇跡と呼ぶ
当たり前じゃなくなった時
奇跡は初めて見えてくる

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